2023年を振り返って2024年を考える

結局12月中にもう一度更新することはできず・・・パリから帰って少し色々とあって、あっという間に年が明けてしまいました(しかも10日以上も経っている)。

新年の挨拶って死別してからあまり好きじゃないので省略(何がおめでたいのか?とか卑屈になって)。

2023年は義家族と会う機会がめっきり減って、気持ち的にかなり楽な年だった気がします。その前に2022年から息子と少しずつ旅行に行くようになって、気持ちが外向きになったのもあるかも?私は昔から旅行をするのが好きで、でも夫はあまり興味がなくて・・・

「旅行にお金を使うよりも、お金を使わない山小屋に行ってのんびりしたい」

というタイプ。私は、普段から浪費はしないですけど、ここぞという時(旅行)に使いたいタイプ。そのため、夫とは結婚前にキューバに行ったのと、新婚旅行でのモーリシャス島、日本への帰省(夫が一緒だったのは結局2、3回だけだったかも!?)しかありません。あとは近場でイタリア(夫の親戚がいるカラブリア)に行ったりというのはありましたけど。

なので、死別してからは

「息子が大きくなったらヨーロッパ内を中心に、色々と旅行をしたい!」

と思って、それを目標にしていました。

小さいうちは年1の日本への帰省だけで、あとは息子が色々なことに興味を持ち始めてから・・・と思っていて、息子も別な国に興味を持ち始めたのが7歳過ぎだったので旅行を決意。

ローマ、バルセロナ、マドリード、パリ・・・ちなみにパリにいる間にブリュッセルまで日帰り旅行もしてきました。近いのに、同じフランス語圏内なのに、まったく違う雰囲気。ベルギーはまたゆっくり別な機会に行きたいです。

実は3月にニューヨークも計画しています。2月は息子と私の誕生日があるので、2月末から始まる2週間の冬休みの間に短い期間ですけど行ってきます。私は出張でNYは3度だったかな?行った事があるのですが、空港とホテルと仕事場の往復だけだったので観光したことはなくて。NYの、アメリカの大きさに息子も驚くはず。

こうやって小さいうちに外の世界を見ることで、何か刺激やきっかけになったらな!という思いもありますが、そんなことには繋がらなくても、大人になっても心に残るものになってくれたら嬉しいなと思います。

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パリでは数年ぶりに同じ死別仲間のAさんに会ってきました!12月26日にお仕事中のランチタイムに抜け出してもらってアジアなランチを一緒に。1時間だったので本当に光の速さ。あれこれ話していたらタイムアップです。27日はベルギーに日帰り旅行をして、その後のディナーで会いました。息子がいたのでディープな話はできませんでしたが、本当にAさんは1人で頑張っているなーと尊敬。義家族が近くにいなくてパリで生きているんですよ!?息子君も、私の息子より1歳年下なのに、すごく自立しているというか、1人でクリスマスバカンスの2週間フランスのおじいちゃんおばあちゃんの家に泊まったり、長い夏休みの間はコロニー(サマーキャンプ)に参加したり。うちの息子はベタベタの甘えん坊なので見習って欲しいです(そうさせたのはママでしょう!と言われますけど・・・)。

美味しいお寿司と美味しい日本酒で笑いの絶えないディナーとなり、すごく楽しかったです。前回お会いしたのが2018年の年末だったという事実が発覚し(メールのやり取りがずっとあるので、そんなに会っていなかったと思えなかった)、通りで息子が何も覚えていないわけだ!と思いました。

もう少し頻繁にパリに遊びに行けたらいいなーと息子と話していました。息子は同じフランス国内だからか、結構積極的に外に出たがって、今回の旅行を楽しんでいました。ローマは体調不良、バルセロナやマドリードはぐるっとみたらあとはホテルでゴロゴロしたいという出不精だったのですが(苦笑)、パリでは「ここで降りてあれをみたい」など言っていて驚きました。

ニューヨークもこの調子でいってくれればいいのですけど。

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2023年は仕事を再開してから3年でした。幸か不幸か、夫がいなくなってから必然的にフランス語に触れなくてはならず、その間に自然とフランス語が上達していたようです(人間やらなければならないと成長できるものですね)。そのおかげで仕事の幅も広がり(その分責任も増えましたが)、勤務時間も増えましたが、社会とつながることや(息子以外の)誰かの役に立てることは生きがいになるんだなと改めて思いました。そう思えるようになったのも、息子の成長があると思います。小学生になってから、ぐんと手間がかからなくなりました。日本のように1人で学校の往復もできないし、放課後に友達と遊びに行けるわけでもないのですが、家で1人で遊んでくれますし、本当に時々ですが水曜日に友達の家に呼ばれることもあります。

日本の母からは、息子がまだまだ小さい時に

「あと数年したら驚くほど楽になって手がかからなくなるからね。それまで頑張りなさい」

と言われていたものの、その時は

「そんな時間って本当にくるの!?」

と信じられませんでしたが、実際そうなってみると

「なるほど、こういうことだったのね!」

と納得。きっと中学生になったら親といるよりも友達といる方が楽しくなるでしょうし、今のうちに息子を独り占めしておきます(笑)

あとは、夫が亡くなったことに負い目を感じず、心から楽しめるようになったのも変化かな?以前は何だか亡くなった夫だけを置き去りにするようで楽しめなかったのですが、今はそういう風に思わなくなりました(言葉で表現するのが難しい)。

いつものようにダラダラと長くなりましたが、2024年はもっと体力をつけて自分を労る年にしたいなと思います。40歳を過ぎてから何でもすぐ体に出てくる気がして、無理は効かない年だなーと実感中。

今年もよろしくお願いします(ブログどうしようかという結論を先延ばし中)。