思い出の場所と沈んだ気持ち

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ここ数日、気持ちが沈んでいます。何を食べても美味しくないし、空腹感があまりありません。ふとしたことで夫を思い出し、気が緩むと道端でも涙ぐんだり、息子の前でも涙が出てきてしまいます。

今月で8ヶ月が経とうとしているのに、なんだか前よりも心が安定しません。その理由は自分でも分かっているのですが。

実は、先日夫の両親と息子と4人で、夫の両親所有のセカンドハウスに行ってきました。「セカンドハウス=別荘=豪華・お金持ち」というような想像をされたかもしれませんが、実際は全然違いますので。。。

そこは、夫が子供の頃から長期の休みや週末を使っていた、夫の家族の思い出の場所なのです。私も夫と出会ってわりとすぐに連れて行ってもらい、何度もなんども足を運んでいました。夫と二人きりだったり、夫の兄弟、夫の両親も一緒だったり。でも行く時は必ず夫と一緒。夫なしで行ったことはありません。

私にとっても、思い出がたくさん詰まったその場所は、すべてが夫なのです。何を見ても夫を思い出してしまうのです。

「これは誰だれが買ったもので」
「これは何なにの木で」
「小さい時はここで自転車で遊んで」

数えたら本当にきりがないくらい、見るものすべてが夫につながります。それが分かっていたので、あまりにも辛すぎるからずっと足を運べずにいました。半年を過ぎて、ようやく行ってみようかな?と思えたので、日帰りで一度行ったのですが・・・

階段から夫が降りてくるんじゃないか
この扉を開けたら夫の広い背中が見えるんじゃないか
外に出たら夫が待っていてくれるんじゃないか

などと妄想してしまったり、

 

いつもここに座って、隣に座った私の肩に腕をまわして頭をくっつけてくれたな
冬は暖炉の前に二人で座って、お互いの子どもの頃の話をしたな
近い将来、この地域に住もうかって夢も話したな

と思い出が蘇ってきてしまい、30分ほど一人で涙を流して座っていました。

幸いにも息子がいるので泣いてばかりはいられませんでしたが、やはり「まだ心の準備ができていない」と思って、しばらく行くのはやめようと思っていたのです。

しかし、仕事場で1週間ほど休みがもらえたので、いつも息子の面倒を見てもらっている夫の両親へ親孝行、息子にも自然の中で遊んで欲しいと思って今回は4日間ほど滞在してきました。

行ってすぐは夫の兄家族がいて賑やかだったせいもあり、前回ほどしんどくはないな、と思っていました。滞在中は、思い出すことはあってもボロボロ泣くこともなかったので、わりと大丈夫かなって思っていました。

夫の両親も息子も楽しかったようですし、私もしばしの間家事&育児から解放されてリフレッシュできてよかった!と思って帰宅したのですが、帰宅後から気分が優れないのです。そして夜寝る前には夫の最期の場面がフラッシュバックでうまく寝付けず。。。寝不足に生理が重なったうえ、免疫が落ちているのか唇にはまたもやヘルペス出現。色々とグダグダです。

正直、夫が亡くなった直後よりも今の方が哀しいかもしれません。ただ、これも私が向き合うべきことなんだと思い、逃げずに目を向けようと思っています。自分の気持ちをこうしてブログにつづったり、仕事をして気分転換したり、少しずつ前に進みたいです。

 

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