新型コロナウイルス ・フランスの現状

フランス、3月20日(金)の夜の時点で新型コロナウイルス による死亡者が450人、感染者が12,612人となりました。感染者のうち5,226人が入院、そのうち1,297人が重症。感染者の半分は60歳以下、死亡者の87%が70歳以上ということです。また、治って退院したのは1,587人とのこと。

私たちが住んでいる地方も感染者は増えてきていて、現時点で入院しているのは178人、死亡者は9人だそう(アルプマリティム県)。ただ、イタリアが近くて行き来も多いはずなのに、思ったよりもそんなに多くないような気がするのは私だけかな??数に偽りはないかな?と疑ってしまう・・・。

 

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水曜のお昼から「外出禁止例」が出されましたが、ニュースではボルドーで「散歩」を楽しむ人が多かったり、ニースでも海沿いのプロムナードを歩いている人たちの姿が映し出されていました。外出禁止例の翌日(木曜)が特に天気が良かったものだから、言うこと聞きたくないフランス人たちはみんな外に出たくなってしまったんでしょうね・・・。証明書にも「運動のため」って書けばいいや的な。おかげで金曜からプロムナードは閉鎖となりました。門限は20時になりそうですし(決まったのかな?)、みんな天邪鬼しないで守ってくれるといいな。

 

コントロールしている警官が

「買い物のためと言いながら大人二人で外に出て、買ったものは小麦粉たった1パックとか・・・決められたルールに従わない人が多いんです」

と証言するほど、外に出るための言い訳を作って出て行くフランス人。こういう感覚が感染をより広げてしまう原因じゃないかと思います。

「私はウイルスなんて怖くないから外に出る!」

じゃなくて、他の人のことも考えて家にいるのが今やるべきこと。

 

ちなみに、ニースではドローンを使って街中をコントロールしているそう。これは良い使い方だなと。警察官だってコロナウイルスに感染してしまう恐れが大きいですからね。できることは機械に任せるべき(ただ、見つけてすぐに捕まえられないけれど)。

 

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と、偉そうに書いた私ですが・・・今日はどうしても息子用に買わないといけないもの(チーズとお肉)があったので、10時に二人で近くのスーパーへ。家を出ると、普段の日曜とあまり変わらない人の数。薬局に行ったり買い物に行ったり、運動をしていたり。これじゃあ、やっぱり外出禁止の意味がほとんどないですよね。ここら辺は警察もコントロールに来ないだろうから、みんな甘く見ているのかもしれません。

 

この写真はレジですけど、入り口の前にも同じように1メートル感覚でテープが貼られていて「間隔を1メートル以上開けてください」とセキュリティーの人がうながしていました。

 

 

トイレットペーパーコーナーはこんな感じ。

 

みんなそれぞれ好みがあるのかわかりませんが、まばらに・・・一番安いもの(一番下の棚の奥にあるピンクのもの)もいくつか残っていました。

 

一番驚いたのは、小麦粉コーナーが全滅だったこと!下から4列はいつも小麦粉が置いてあるのです。フランス人って米よりもパスタよりも小麦粉の人たちなんだな〜、と改めて気づきました(笑)。小麦粉は我が家に在庫があるし、息子のビスコッティにしか使わないし、最悪長引けば義母宅(いつも10kgくらい買い込んでいる)からもらう手もありです。

 

 

 

 

買い物は結局あれやこれやと買い足して、カートいっぱいになってしまいました(苦笑)。支払いはカード優先で(rsさん、正解です!)。

 

レジの目の前には見えにくいけどアクリル板があります。レジの人たち、マスクをしていなくて・・・きっとマスク不足なんだろうな。お喋り好きなフランス人、レジの人に話しかけたくなる人が多いから有効なのかもしれないけれど、その板じゃないところから話す人の方が多い気がします(両サイド)。むしろ「不必要なお喋り禁止」って書いた方が有効かも?(笑)

 

 

それにしても、この新型コロナウイルスが流行っている今、ガンや他の病気で治療している人たちは本当に怖いと思います。もしも夫が生きていたら・・・と思うと、それこそ病的に消毒殺菌を繰り返していたはず。1日でも早く収束しますように!!

 

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