手続きと義弟の奥さん
- 2021.04.09
- フランス生活あれこれ
- CAF, Quotient Familiale, フランス, 幼稚園, 転校
もう何回も書いていると思いますけど、フランス生活って自分で進んで調べないと誰も何も教えてくれません。。。今回つまずいたのは転校届け(Demande de dérogarion)と給食費、学童費などの料金。
現在、息子は学区外の幼稚園に通っています。最年少クラス(2歳半)の時は自宅目の前の幼稚園に通わせましたが、校長や先生があまりいい雰囲気ではなかったこと、仕事をしていたので義家族のヘルプを得るため、彼らの近くの幼稚園に転校した方がいいと判断して、年少クラスに移る年に転校届けを出しました(結局転校させて通わせ始める前に解雇されたんですけど。笑)。
その時は当時通っていた幼稚園の先生や、幼稚園の先生を旦那さんに持つ日本人のお友達の助けもあって無事に完了。私はてっきり小学校までそのままいけると思い込んでいました。義家族も学区外に通わせたことがないので無知・・・。今年3月に入ってから携帯に
「小学校も学区外に通わせたい場合は転校届けをお願いします。このメッセージに返信してください。」
というようなメッセージが届きました。私はそれを見て1週間後くらいにメールで返信したのですが、特に受領しましたとかも無しで不安でした。
先週初め、同じく学区外から通わせている同じクラスの女の子のママが
「小学校どうするの?学区外で通わせるの?」
と聞いてきてくれたので、
「このまま隣の小学校に通わせるつもり。」
と答えると、
「じゃあ、転校届けは出したの?」
と聞かれました。
「え!きたメッセージに返信すればいいと思って返信しただけなんだけど・・・」
というと、
「そうなんだ。それでもいいのかしら?私は転校届けの紙があったから、それを印刷して学区内の小学校にサインをお願いして、その後に隣の小学校に持っていったわ。」
と!
逆にこちらが「そうなんだ!」と思い、不安になってきました・・・そうしたら、突然の閉校宣言。慌てて今通っている幼稚園の校長先生に聞いてみるも
「小学校のことは、私は分からないから**のママ(すでに話をしたママ)に聞いてみて」
と言われただけ。
メッセージだけで済むならそれに越したことはないと思いましたが、でも確かに考えてみたら証明(義両親がまだ健在で住所証明ができるかなど)が必要だよな・・・と考え直し、急いで準備することに。
転校届けをダウンロードして印刷して記入し、義両親に住所証明(公共料金の支払い)を貸してもらってコピーして、学区内の小学校に電話で連絡してサインをお願いできないか聞いて、午前中に持っていき午後一で引き取りに行き・・・通わせたい小学校に電話をかけて確認してすぐに持って行きました。その間に買い物、息子のランチの送り迎えをこなし、夕方のお迎えの頃にはクタクタ・・・。
何事もうまくいかないフランス生活なのに、これを1日で終わらせられたことには満足感すら得られました(笑)
***
別件で、学童の料金表問題もほぼ並行して起こりました・・・。
年が変わるごとに給食やバカンス中の学童に通わせるための情報(アレルギーやCAFからの手当など)を提出しないといけない、というのは年末に知りました。その後に収入との関係で、その年の料金が決まるそうなのです。
年明けのバカンスは息子を学童に入れなかったし、3月に入ってからようやくこの情報を出したら、返ってきた料金表が去年9月に出した結果の料金表の4倍の値段にもなっていました(!)
確かに仕事は始めたけれど、4倍も稼いでいません(汗)
「小学校に入る年だから上がったのか?それにしてもこれはおかしい・・・」
と思い、きたメールに返信したら
「送信用のメールアドレスにメールを送らないでください」
と自動返信が・・・その下にこの用件はこちら、これはこちら、という情報がありましたが、どれも微妙に当てはまらない。とにかく近そうなものに送ってみました。
するとこちらにしては珍しく翌々日に電話が。仕事中だったために出られなかったのですが、留守電に
「連絡ありがとうございます。こちらで調べてみたところ、CAFからのQuotient Familiale(家族構成や収入によって受けられる補助が計算される)の枠が無いことから、料金は最高の水準に設定されています。ご自身でCAFに問い合わせてみてください」
と入っていました!CAFというのはCaisses d’Allocations Familiales の略で、収入が少ない家庭やシングルペアレントへの補助金、住宅補助金(これは未婚の人も含む)を出してくれる機関です。Quotient Familialeが無いなんて、そんなはずはない!
私は現在CAFから100ユーロちょいのシングル手当みたいなものをもらっているのですが、しばらくログインしていないことに気づきました・・・以前は息子の子供手当などももらえていて、3ヶ月に1度くらい収入を申告していたのですが、最近はすっかり忘れていました。
そして自分のアカウントを見てみると
「2019年の所得が申告されていません」
と出ていました・・・
「これが原因か!」
と今更気づいて、慌ててオンライン申告。翌日には申告が認められて、その証明を上記の学童料金表の連絡をくれたところに送りました(話が長い)。こちらも対応が早く、翌日には新しい料金表を送ってくれて、ドキドキしながら見てみると前回よりほんの少しだけ低い料金となっていました(ほっ)。
これで安心して息子を学童に預けられそうです。。。
***
ここまで長々と要らない情報を書きましたが(笑)、死別直後であれば義兄弟に頼んでいたような内容で・・・でも今では
「あの人たちに説明してやってもらう時間を考えたら(すぐに取り組んでくれない)、自分でやった方が早いや」
とすら思えるようになっていて、電話もメールも臆することなくできるようになりました。
人間、追い込まれたらできるようになるものですね。それでも長い手紙が届いたり難しい言葉が書いてあるものは確認のためにも読んでもらいますが、今はほぼ一人で色々とこなしています。
コツは開き直りです(笑)完璧に話そうとしない、文章も間違えていても意味が通じればいいやレベルでいい(もちろんできる限りの努力はしますが)、私は外国人なんだから!と。相手から「言っている意味がわかりません」と言われれば、説明を付け足していけばいいだけの話。以前は
「何て話そう?」
と電話をかける前に話す内容を頭の中でリピートして・・・とやっていましたが、今はそんなことよりも手が電話番号押す方が早く、行き当たりばったりでやっています。やはり場数を踏んだもん勝ち、慣れですね。初めはいちいちノックアウトされていましたが(笑)、今では
「だからー」
と強気でいけるくらいになりました(自慢すべきことでも無いけど)。
***
そしてオチは義弟の奥さん(2連続の登場)。
先日の車内での話の時に(私は、上記の話をまったくしていませんが、たまたま)
「そういえばうちの旦那、娘の幼稚園の入園申請するのを忘れて転校届けだけ出そうとしていたのよ〜(もちろんバカにしたように笑いながら)」
と言い出しました。
「幼稚園に入園申請していないのに転校なんてできるわけないのに〜(笑い続けている)」
義弟夫婦は息子が通っている幼稚園に入れようとしている話は聞いていました。そのため、校長先生に
「息子の従姉妹が入りたがっているので席を確保してくれないか?」
と、私はお願いしていました(私も図々しくなったもんだ)。義弟からも無事に転校届けを出せたと聞いていたので安心していましたが、別にこの話を出さなくても良くないですか?終わったことなのに。それをあえて
うちの旦那、バカよね?
風に話を出さなくても・・・しかも義弟がやっていること知っていたに違いないし、その時に気づかなかったのは本人も同レベルだと思うのですが。
それよりも何よりも、彼女はフランス生まれフランス育ちのフランス人。このコロナ禍で働いているのは義弟だけ。だったら娘の申請やら何やら、自分がやるべきじゃないの!?と思わずにはいられませんでした。転校届けもすべて義弟がやったそうです(鼻息荒くなりそう)。
お前は家でお菓子食べてジュース飲んで娘にユーチューブ見せて犬の散歩も行かない、ただの怠慢な人間かーーー!!だから私の2倍以上も体重(推定)があるんだーーー!!
と叫びそうになりました。義弟、夫と似た部分もあるのでストレスからガンにならないといいけど・・・と心配です。
下のボタンをクリックしていただけると ブログ更新のモチベーションが上がります。
-
前の記事
悪口に含まれる負の感情 2021.04.06
-
次の記事
小児性愛者(ペドフィリア) 2021.04.22