夫が残した口座のお金
日本に行く前に、夫が持っていた口座を閉める手続きをしていることはブログに書いたかと思います。
一つはフランスの郵便局にありました。 担当者に会って手続き完了!と思っていたら、日本から帰って来た後に
「遺産相続人である息子さんの後継人のサインとともに、この書類に記入して送り返してください」
と手紙が来ました。IDのコピーも同封しろということだったので(それは担当者に会ったときにしたのに!)、一緒に送り返しました。 それから音沙汰がなかったのですが、ついこの前、すぐ上の義兄(息子の後継人)宅にまったく同じ手紙が届いたとのこと。。。
そして、夫の口座のお金を息子の口座に入れるのか、私の口座に入れるのか教えてということが書いてありました。 私は、私の口座に入れて欲しいと手続きをしていたので、その旨を伝えましたが
「よく分からないから君から郵便局の担当者に聞いてみて」
と丸投げされました。
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夫の家族(特に義父)は、夫のお金が私にいくことをあまりいい風に思っていない節が感じられます(私の思い過ごしではないはず)。
実際(以前のブログに書いたと思いますが)、別な銀行に作っていたAssurance vie(夫は元本保証のユーロファンド型を作っていました)の受取人が義父になっていたのですが、義父は
「息子(私の夫)が残したお金は孫(私の息子)にあげたい。」
と言って、義弟と私も一緒に銀行へ行きました。そして銀行員の前で
「ワシはこの女性(私)ではなく、ワシの孫にあげたい。」
というようなことを言ったのです。こういう時に本性が見えます。 別に、数千ユーロ(数十万円)が欲しくて悔しく思ったわけではありません。「ああ、そういう考えなんだな」と思っただけで。なので、その時は息子が18歳になった時点で受け取れるように手続きをしました。
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今回も、きっと義兄から義両親にその話がいっているだろうな、と思ったので義両親に
「夫の閉める口座のお金は私の口座にいれたい」
旨を話しました。 理由は、3つ。
1、これから息子の教育費にかかるかもしれない非常事態があるかもしれないから。貯金はあるけれど、将来のことは分からないし、息子の口座に入れてしまうと取り出せなくなるため。
2、私の口座に入れてからAssurance vieを作ればそのお金はもしも私が死んでも相続に入らないから(お金をすぐに受け取れる)。
3、Assurance vieであれば普通の口座や定期預金よりも利率がいいところがあるから。
ということを話すと、義父は
「ということは、孫が18歳になったらそのお金を孫に返すということだな。」
と。。。あくまで他人に金を渡したくないジジイ義父。
しかし、ここで苛立ってはいけません。いかに論理的に話していくかがポイント。
「18歳になった時点で使っていなければ息子に渡すけどね。でもちょっと考えてみて。もしもあなたたち夫婦が、私たちと同じような年で死別したと想像してみて。あなた(義父)のお金、全部子供の口座に入れたいと思う?奥さんには1ユーロもあげないで?奥さんと子供が生活に困らないようにって、思わない?そしてあなた(義母)。旦那さんが死んでしまって、お金を自分の口座か子供の口座か決めなければなくなったらどうする?」
義母はすぐに
「そうねー、私だったらあなたと同じ選択をするわ。」
そして義父は
「ワシは分からないから、母親の君がしたいと思うようにしたらいい!」
って、だったら口出すなー!と思いますが(笑)、でも一言こうして言っておけば間違いないので、話しておいて良かったです。
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昨日、義兄からまた郵便局からの手紙の話がきましたが、どうやら日曜に義両親と話していたのか
「君が自分の口座に入れたいならそれでいいし」
と言われました(何だそれ)。 郵便局の担当者からの返事では、結局また私が文面を書いて義兄のサインと共に送り返すということでしたが、何だか話し方も不確実そうだったしちょっと当てにならなさそうです。。。
それにしても、まもなく3年目の命日がくるというのに、まだ銀行口座も閉められていないだなんて!
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