置いていかれている感覚

日本は「平成」から「令和」に元号が変わりましたね。平成に死別された方は、新しい時代に入ることで寂しさや恋しさが倍増していることかと思います。

私は日本に住んでいないので、正直今回の場合実感はありません(平成も何年だったか忘れるほどなので・・・)。それでも、死別した人というのは、誰しもがどこかで(もしかしたらいつも?)周りから置いていかれている感覚ってあるのではないでしょうか。

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時間はどんどん進み、季節は移ろい、新しい年がやってくる。お祝い事があっても心から喜べず、周りの人たちとは心の温度が違うと感じる。楽しいふりをしたり、実際その場では楽しんでいても、後でどこか引っかかるものがある。

自分が死別したから特別だと思っているわけではないけれど、「他の人とは何か違うな」と思ったり、死んだ相手が生きていたことすら消えていきそうなのが怖くて、そこにしがみつきたくなったり。

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「いつまでも悲しんでいると死んだ人が報われないよ。」

「時間が解決してくれるよ。」

「新しい人を探した方がいいよ。」

こんな言葉に傷ついたり落胆したり腹を立てたりしたこともあると思います(全部私の経験ですけど。笑)。

「やっぱり私の気持ちはわかってもらえない」

って思ってしまいますよね。

それでも、時間が経ってから思えば、(例えその言葉が的を得ていなかったとしても)それは「あなた」を心配して、少しでもわかろうとして、元気にしようと思って出てくる言葉なのです(興味本位とか親しくもない人が死別を聞きつけて言ってくる言葉は流しましょう)。

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泣きたい時は泣いて、辛い時は辛いと口に出してみて、落ちるところまで落ちてみましょう。そうしたら、そのまま底にただようか、少しずつ上がっていくしかないですから。人によってかかる時間も違うでしょうし、這い上がる方法も違います。これ!というものは無いのです。

そしてこれは私もまだ挑戦中なのですが、「モノ」や「時間」への執着を無くすことって大事なのではないかと感じています。そうすればきっと、「置いていかれている」とか「他の人とは違う」という感覚すらなくなって、心穏やかに生きられるのかなーって。かなり難しい話ですけどね。。。

とにかく「あなた」は1人ではないです。それだけはわかってください。

 

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