「死」について嘘をつくべきだったのか?

以前のブログに書いたか記憶が無いのですが、息子は結構頻繁にパパのことを聞いてきます。

「どうして死んじゃったんだろう?」

「どうして病気になっちゃったんだろう?」

「どうしてパパだったんだろう?」

大人の私でも思うことなので、何事にも興味津々のこの年の子が疑問に思わないはずもありません。

今までは、パパが死んでしまったという話の最後はいつも

「●●とママはずっと仲良しでいようね」

というようなことを言っていました。

ところが先日、

「ママもいつか死んじゃうの?」

との質問。しかも聞いている途中から涙目の息子。

何事も現実的な私は、ここで息子に嘘をつきたくありませんでした。それが私のエゴだと言われても仕方ないのですし、この年の子に対してそれはあまりにも酷だと思われても仕方ないのですが、

「そうだね。いつかは死んじゃうね。ママだけじゃなく、みんなだよ。」

と回答。すると息子は、

「置いていかないでね。1人にしないでね。」

と言って私に抱きつき、2人で泣いてしまいました。

「ママは病気になったりしないように頑張るからね」

と言うと、

「じゃあ、パパは頑張らなかったの?」

と言われてしまいました(一枚上手な息子)。

「もちろん、パパも病気にならないようにって食べ物に気をつけたり、頑張っていたよ。でも頑張り過ぎちゃったのかもしれないね。ママがいつも●●に言うように、なんでも「過ぎる」ことは良くないから。」

と分かるような分からないような答えをした私。

まだ3歳の息子が、死について恐怖を持つことを思うと胸が痛みます。しかも、私の答えがそれに追い打ちをかけてしまったわけですから・・・。

私が死を理解したのは確か小学校低学年くらいで、

「いつかお母さんも死んじゃうんだ・・・死んじゃったらどうしよう」

と考え、悲しくて布団の中で泣いた記憶があります。

息子の質問に対して、

「大丈夫、ママは死なないよ!」

と答えて、それを息子が信じた後に嘘がバレる日が来るのが嫌だな、と思いながらも

「だったらサンタクロースも同じような(?)嘘じゃないか!やはり嘘をつくべきだったのかな・・・」

と悶々としてしまいました。

でも、現実的な私の息子なので、きっとこの事実を受け止めて強く生きてくれると信じています。

 

 

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