悲しみの違い

最近、愚痴ばかりですみません。。。他に吐き出すところがないもので。そして、以前のブログに同じようなことを書いていたらすみません。

先日、夫の弟とSMSのやり取りをしていたら、突然

「あいつ(夫)がいなくなってすごく寂しい」

と夫の弟からメッセージがきました。そして、その後すぐに

「そしてオレは一生この気持ちを持ち続けて生きていかなければならない。」

と。

夫と夫の弟は、兄弟の中で一番仲が良くて(年は6歳離れていますが)、弟は夫を色々と尊敬しており、良き相談相手でもありました。

生きる見本といえば大げさでしょうが、そういった対象を失くした夫の弟は、おそらく兄弟の中でも一番悲しんでいるように見えます。

一番上の兄はあまり親しくなかったこともあり(奥さんとの関係とか)、また共働きで子供が3人もいることから、生きていく上で支障はない、という感じがします。

二番目の兄は、可愛がっていた弟が亡くなりとても悲しんでいるのはわかるのですが、その悲しみを息子で癒そうとしているのが感じ取られます。私も仲の良い弟がいる立場ですので、この兄の悲しみは想像するだけで胸が痛いです。

ただ、やはり兄弟は兄弟。それはもちろん悲しいことだろうけれど、夫の弟の場合は赤ちゃんも生まれ、これから家族が増えていく、増やしていける立場。愛する妻を亡くしたわけでもなく。。。

そして、あまり深く考えずに

「私もそうだよ。夫がいなくて悲しくて寂しいし、一生この気持ちが続く。でも、幸いあなたは可愛い奥さんと娘がいるからね。」

と入れてしまいました。送った後に、

「しまった!これでは夫の両親と同じだわ。。。」

と思い、

「さっきのメッセージに失礼なことを書いてごめんなさい。これは悲しみの競争ではないからね。私たちみんながあの人を失った。それぞれに彼との関係があって、それぞれに悲しみの質が違う。」

と続けて送りました。夫の弟からは

「確かに、君の言う通りだよ。」

ときましたが、それがどちらに対するメッセージの答えなのかはわからないまま。。。

おそらく夫の弟は、この気持ちを奥さんに言えないで溜め込んでいるのではないかな?と思いました。夫の弟の奥さんにしてみれば、義理の兄弟が亡くなっただけの話ですし、生まれて数ヶ月の赤ちゃんを育てるのに必死でしょうから、悲しみのカウンセリングのようなことはしていられないでしょうし。

以前夫の両親は(ブログにも書いたかもしれませんが)夫の兄弟と私を前にし、

「子供を亡くした親の気持ちほど悲しいものはない。お前(夫の弟に向かって)は兄弟を亡くしただけだからな。」

と言いました。その言葉に違和感を持っていたはずなのに、同じようなことを言ってしまった私は、同じレベルだな・・・と反省。

確かに子供を亡くした親の悲しみに勝る悲しみは無いのかもしれません。それでも、私たちは夫の両親のように40年以上も連れ添って、口を開けば言い争いなんてことがなく、心の底から愛し合っていました。その状態で配偶者を亡くすストレスは計り知れないです。

別に夫の両親に私の気持ちをわかって欲しいとは思いませんが、

「嫁なんて所詮他人だから」

とか思われていたら心外だな。。。と思うのであります。

 

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