お墓参りと松の実、そして義父

月曜に、夫のすぐ上の兄と両親と一緒に、夫のお墓参りに行ってきました。

この日は午前中から夫の弟の娘を預かっており、ヤキモチ妬きの息子は

「トントン(すぐ上の兄)と外に遊びに行く!」

と言って電話で呼び出して出かけていたのです。弟の娘はお昼過ぎに迎えにきたので、その時にすぐ上の兄に電話をかけたら義母宅でお昼を食べて行くことに決まったそうで、久々に一人ランチでした。

その後、16時前にお墓参りに行くというので合流。お墓に着くと、風のせいで植木鉢が倒れていたり、大きな松ぼっくりがお墓の前に落ちていたりしました。夫のお墓の真上には松の木が植えてあります。 夫の母は

「これ、松の実が入っているのよ。」

と言って、大きな松ぼっくり(手のひら大)をガンガン地面に叩きつけると、ポロポロと実が出てきました。

(私の手が汚れていますけど、これは松の実のせいです)

これを石やハンマーで叩き割ると、中から「売っている松の実」が出てくる仕組みです。

息子は、祖母の真似をして叩き割って食べるという行為が面白かった(そして美味しかった)ようで、お墓参りなんかそっちのけで松の実叩き割り喰いをしていました(笑)。

去年もあったはずなのに、誰もそこまで気が回らなかったのか、今年初収穫。これも、きっと夫からのプレゼントなのかなって勝手に思っています。息子の嬉しそうな姿を見て、夫も喜んでいたでしょう。

ちなみに、この時夫の父が

「ワシが松の実を持って帰る。これはバジルペーストに入れると美味しいんだ!」

と息子が楽しそうに割って食べている松の実を取り上げようとしました(老人の食い意地発揮)。夫の母は

「孫に食べさせなさい!」

と言っていたのですが、

「こんなに食べるわけがない!」

と聞きません。もう面倒なので「これ以上いらない!」というくらい松の実を拾ってきて、夫の父にあげました(笑)

***

その後、夫の一番上の兄のゴッドファーザーのところへ行ってきました。こちらのブログに書いたかは忘れましたが、実は103歳になるおじいさんなのです。現在老人ホームに入っています。

夫の母に、一緒に行きたいか?と聞かれて、息子が 「行きたい」 と言ったので行くことに。私はこのおじいさんが好きです。物静かでいつもニコニコしていて。息子は数えるほどしか会ったことがありませんが、覚えています。そして向こうも息子を覚えています。

久々に息子に会って(おそらくクリスマス以来)、おじいさんはとても嬉しそうでした。 細々詳細を書くのはアレ(何?)なのですが、夫の父とこのおじいさんはもう50年以上の付き合い。たまたまお店が隣同士だったというわけです。おじいさんは家族もおらず、腹違いの弟も10年以上前に亡くなって完全に一人。つまり、夫の家族がおじいさんの家族のような存在。

初めにこの話を聞いた時は、素敵な関係だなーと思っていたのですが、途中から赤の他人の兄弟二人(私は会ったことありませんが、恐らく50代後半くらい)がおじいさんと急に親しくなり始め、夫の家族は子供達が大きくなったこともあってだんだん会う機会も減っていました。この兄弟が入り込んでおじいさんととても親しくなったわけです。 一番腹を立てているのが夫の父。

「今までこれだけしてあげていたのに!」

と。 自分たちがおじいさんにしてもらったことを忘れての、この台詞。

実は、おじいさんは自分の財産を夫の一番上の兄と夫の父に分けるようにと遺言を決めていたのです。私から見ると、夫の家族(特に義父)はそれをアテにしていた節があるのです。それでも、 「お金なんて問題じゃない!」 と言い張る夫の父。

兄弟がおじいさんに近づいて10年弱。どんどん貯金が減ったようです(公証人も入れて確認済み)。そして、兄弟の入れ知恵によって、おじいさんは遺言を変えたとか何とか。そのため、夫の父は

「あいつ(おじいさん)にはもう会いたいとも思わない!」

と言っていました。

***

それなのに、どうして一緒に会いに行くのか。。。私には理解できませんし、その点を突っ込むようなことも面倒なのでしません。

ただ、おじいさんを目の前にすると、いかにも自分はあなたを心から愛していますよ、と言わんばかりにベタベタするのです。 しかも今回は息子(孫)も一緒で、自分と孫の仲の良さを見せつけたい?気持ちがあるのか、異常に息子にもベタベタで。

夫の両親とはかれこれ10年以上の付き合いですが、夫の父はこういう偽善者的な面が多いのです(または遠回しの嫌味など)。私はそういうのが苦手なので、どうも夫の父とは合いません。向こうはそんなこと思っていないと思いますけど。。。そういう面で言えば、夫の母の方が単純でわかりやすいのです。

ちょっと(結構)愚痴になってしまいましたが、この面談(?)で息子はおじいさんに絵を描いたり、名前を描いて見せたり、どちらも楽しんでいました。おじいさんは耳がほとんど聞こえないので筆談がいいのです。

そんな頑張った息子に、夫からのプレゼントか分かりませんが、帰りにプルーンの木を見つけました(老人ホーム内ですが)。たわわに実ったプルーン。誰も採っている気配がなく、たくさん地面に落ちていました。

息子はその場でもぎ取って口に頬張り、6個くらい食べたかな。。。そして、息子のためという名目でたくさん採ってきちゃいました(笑)

***

今日の午前中は、夫の母と電話をして夫の父とも少し喋ったのですが、夕方にもう一度電話をかけたら(今日は病院の日だったので、病院がどうだったか確認のための電話)、夫の父が出て

「久々じゃないか!もう一ヶ月ぶりくらいの電話?何が必要なわけ??」

と言われて引きました。。。今朝喋ったよね?と。喋っていなくても月曜には会っているのに、一ヶ月ぶり&電話をかけた時は何かが必要な時だけ、という言い方・・・嫌味臭くて本当に嫌だわー!!

夫の父も、ところどころで精神的に疲れさせてくれます。  

 

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