とりあえずひと段落
- 2018.11.26
- フランス de 手続き
- Juge Tutélaire, Usefruit, フランス, 公証人, 用益権, 遺産相続
先日のブログに書いたように、本日公証人のところへ行って来ました。念のため、夫の兄と弟についてきてもらって。
ところが、9時にランデブーで余裕を持って出かけたにもかかわらず、トラム(路面電車)が途中で電気系統の故障とかで止まってしまい、立ち往生。15分くらい待っても動かないため、
「仕方がないから歩こう!」
と、歩き出した途端にトラムが走り出したり、それを追いかけて乗ったら今度はまた次の駅で止まったりと、
「新手の嫌がらせ?」
と疑いたくなるほど大変な朝でした。
30分遅れて公証人のところへ行きましたが、何も言われず。。。それもびっくり。トラムの中で夫の兄弟には、遅れる旨を電話しておいた方がいいんじゃない?と言ったのですが、
「今までこっちは2年も待っていたのに、15分や30分遅れたところで文句言われる筋合いもない!」
と言われていて連絡もしていなかったのですが、本当に全然問題なかった様子。
到着すると、早速書類の説明を受けました。
私たちの場合、結婚前に何も契約を交わしていなかったため、結婚前の夫の財産はすべて息子にいくとのことでした。ただ、息子が未成年の間は、私に用益権(フランス語でUsefruit)があって、それに関する税金やら何やらも払う義務があるとのこと。
そのため、もしも息子が相続したものを息子が未成年の間に売りたいとなった場合は、保護者である夫の兄の承諾と裁判所を通さないとできない上、売れたお金は息子が成人するまで手をつけることができない、との説明でした。
夫のバイクと車は、夫の弟が譲り受けたいと申し出たのですが、
「それについては後継者裁判官(日本語でなんと書いていいのかわかりませんが、フランス語ではJuge Tutélaire)を通して、承諾されたら売買ができます」
と言われました。息子のお迎えまで時間があったため、公証人のところですべての用紙にサインをしたあと、裁判所まで3人で行きました。
案内されたところに行って質問してみると、
「2015年から、不動産以外の相続物については、裁判官の同意なしに売買できますよ。それ、本当に公証人が言ったのですか?お年寄り公証人??」
と驚かれました(笑)公証人は60歳にもなっていないので「お年寄り」でもないと思うのですが。。。そして、
「とにかく、通常は裁判官の同意はいらないので、また公証人のところへ話をしに行った方がいいですよ。」
と言われ、また公証人のところへ戻りました(徒歩だと20分くらいの距離)。
結局、
「じゃ、こっちから配偶者宛に証明書を送りますので、それを待ってから売買してください」
と、秘書の電話越しに言われました。
そして話は前後するのですがもう一つ公証人に不信感を抱く出来事が。振込ができなかった公証人への支払いについて、サインが終わってその旨を伝えると
「あ、いいですよ!というのも、実は先日ご主人の働いていたところから、私宛に手紙と小切手が届いたんですよ。職場からご主人への未払い分(有給など諸々)があって、それが3,700ユーロほどでした。その中から私の分をいただきますので、残りの分はあなた宛に小切手を送りますから。」
と言われました。
証拠の手紙を見てみると、夫の職場から送られたのが11月初め。この日のランデブーを取ったのが先週の話。つまり、先週の時点で公証人は夫の職場からの小切手が届いていたわけです。なんだかもうよくわからなくて。
しかも、夫の兄弟も私も、その職場からの小切手の話を聞いたのが今日初めて。もし支払いができていたとしても、黙って小切手を懐にいれていたんじゃないの!?と夫の兄弟も怪しがっていました。
あまり分の小切手についても、忘れないようにしないと!と思いました。相続に関しては文句も何もありませんが、この公証人については最後まで信用できませんでした。
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