たくさんのおじさん

*5月11日にヤフーのアドレスでメールをくださった方(女性です)、1ヶ月もメールチェックをしておらず、受信したことにまったく気づかず返信ができませんでした。大変申し訳ありませんでした。昨日返信いたしましたので、ご確認ください。

 

夫も私も男の兄弟しかいません。息子は5人も血の繋がったおじさんがいるのです。

その話を同僚としていた時に、

 

「息子くんは幸せだね、たくさんのおじさんがいて」

 

と言われました。父親を亡くした息子が幸せとは思えず、思わず

 

「父親いないのに幸せ!?」

 

と返してしまいましたが、よくよく考えてみたら息子は幸せだなーと思うようになりました。

 

というのも、みんな息子のことを常に思ってくれるのです。近くにいるおじさんたちは、しょっちゅう公園に連れて行ってくれたり、一緒に遊んでくれ、肩車とかもしれくれます。私も家では息子を肩車したりしますが、さすがに外ではできないですし、こういうことは男性がすることなのかな、とも思うので父親代わりにやってもらえて(本人は思っていないでしょうが)よかったな、と。

日本にいるおじさん、特に私の弟にはしょっちゅうテレビ電話を使って遊んでもらっていますし、帰国すれば色々な場所に連れて行ってもらえたり

 

息子は父親がいないとはいえ、全然不幸な環境ではないな

 

と思い始めたのです。

もちろん、おじさんたちが父親の代わりにはなりません。それでも息子が慕えるおじさんたちがフランスにも日本にもいるということは、これから成長していく彼にとって大きなポイントとなるんじゃないかと感じています。

おじさんたちだけではなく、4人の祖父母たちも息子や私のことを気遣ってくれますし、こういう状況で義姉妹(夫の兄弟の配偶者たちや私の兄弟の配偶者たち)もとても協力的で優しいです。

夫(父親)と早くに死別してしまったというのはとても不幸ですが、別な面を見てみれば「そんなに悪くはない」むしろ「恵まれている方」だと思えるようになってきたのは、私の精神的な回復も意味しているのかもしれません。

他人を妬んだり、羨んだり、また自分を蔑んだりしては自分がかえって不幸になるだけ。なんて偉そうなことを書きつつも、家族揃って幸せそうな人たちをみるたびに

 

私たちも本当はこんな風に暮らすはずだったのに。

 

老後仲良く暮らしているカップルを見ては、

 

私たちも本当はこんな風に歳をとるはずだったのに。

 

と思ったりもしちゃうんですけどね。

 

にほんブログ村 子育てブログ 死別シングル育児へ