ふと気づいた驚くべきことと、私立中学事情

すーーーーっかり忘れていたこのブログの存在。

いや、忘れてはいなかったのですが、わざわざ(仕事以外で)パソコンの前に座ってキーボードを打つのもな・・・と思いながら、あっという間に時間が経っていました。

そしてその間にコメントしてくださった方、全然気づかずに本当に申し訳ありません。今から返信しますので少々お待ちください。

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去年の12月に夫が亡くなって8年が経ち、息子が10歳になった先月、あることに気づきました。

夫と出会って亡くなるまで一緒に過ごしてきた日々よりも、息子が生まれてからの日々が長くなってしまったことです!!!!

幸い(何が?)夫が亡くなってからの期間に比べたら、夫と出会って亡くなるまでの期間の方が数ヶ月長いのですが、それもあっという間に抜かれるでしょうね。。。何となく、夫といた期間って思ったより長い気がしていたので、それを子育てをしている間にあっという間に抜かれてしまったと思うと、結構驚くべき事実でした(苦笑)

感慨深くなったのも一瞬ですが、目の前でたくましく大きくなり続ける息子を見ていると、息子を残してくれた夫に感謝しかないです。

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ちなみに息子は飛び級してくれたせいで(言葉遣い)、今年の9月から中学校に行ってしまいます。フランスは小学校が5年間で中学校が4年あるのです。

今息子を行かせている公立小学校の隣に中学校があるのですが

「あそこには絶対に行かせたくないな」

と感覚的に思う自分がいました。公立よりも私立がいい!という考えというわけではなく、そこの公立のレベルがあまりよろしくないので、周りに影響されやすい息子の性格を思うと、どうしても「勉強するのに少しでも良い環境」を整えてあげたいと思いました。

勉強をするのが嫌いな子や成績がとんでもなく悪い子供であれば良かったのかもしれませんが(こらこら)、成績も良い息子なので(バカ親)せっかくの機会を逃してほしくないというのが親心。

私は幸いホワイトカラーと言えるような職業に現在つけていますが、外国人としてフランスで生きていくには普通は肉体労働が主な選択肢になるはずです。もちろん肉体労働者をバカにしているわけではなく、その人たちの労働があってこその生活だとはわかっていますが、親心に

「息子にはできるだけ良い学校に行って良い職業に就て欲しい」

と思わずにはいられません。もちろん良い学校に行っていても定職につかずにプラプラと政府の援助を受けている人も知っています。でも、与えられる機会は与えてあげたいなと。

そこで、自宅からも遠くない私立の中学校に行かせたいと思うようになっていました。1番上の義兄は息子より4歳、5歳年上の子供たちがいて、ニース中心街の私立中学に通わせていました。義兄は

「息子も一緒の学校に通わせたら良い!中学から私立に入れるのは、幼稚園や小学校からその私立に入れている子供達に比べて難しいから、こういうコネが有効になる」

と言われていたのですが、当の本人が

「従兄弟たちと一緒の学校には行きたくない」

と言い切ったので、本人が行きたいという私立に申し込んでみました。

結果、学長(?)との面談で10分ほど話したのちに

 

「ぜひ我が校に来てください」

 

と言われて、あっけなく入学を勝ち取った息子。私としても、トラムに乗って往復するよりも通学バスもしくは私が送り迎えができる環境にあるこの中学校の方がいいと思っていたので結果オーライでした。

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まだ通学バスにするか送り迎えをするかは決めていませんが、学費と給食費で大体月額200ユーロほど(1ユーロ160ユーロ換算で32,000円ほど)。制服もないですし、思ったより費用がかからないことに安堵しました。。。

そして息子には希望する中学校に入ったのだから、思う存分遊びつつも勉強してこれからの道に繋げてほしいと思わずにはいられません。

私とは違い、シャイで奥手な息子なのですが、きっと彼なりの道を見つけて楽しんでくれるに違いないです。