今年のトゥサン
外出制限にテロ事件に、何だか心が休まりませんけど今日11月1日はトゥサンという日本で言うところの「お盆」や「お彼岸」のような、みんながお墓参りをする日です。
お墓参りまでは外出制限がかからないそうで、ここぞとばかりにお墓に来ている人が多かった今年です。きっと毎年行かない人も今年はお墓参りにかこつけて外出しようという魂胆ですね。
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毎年、義兄か義弟にお墓参りに連れて行ってとお願いしていたものの、今年はマイカーという強い味方がいるので(!)息子に
「人が少ない朝早くにお墓参りに行っちゃおう!」
と言って9時半前には家を出ました。一応、義家族たちと行きたいか意見も聞きましたが、もちろん「嫌だ」という返事をもらったので・・・。
朝ごはんを食べていなかった息子にはサンドイッチを作り、鉢植えのお花を買ってお墓へ。
10時くらいなのにかなりの人。実は9月にお墓の周りがフェンスで覆われてしまいました。イメージしにくいかと思うのですが、段々畑状態(?)のお墓のすぐ下は普通の道路になっていて時間に関係なく通れるのです。それでどうやら夜中に若者がお墓に侵入してドラッグをやったりお酒を飲んだりしていたらしく(怖い)、セキュリティーのために道路から入られないようにフェンスをつけたとのこと。
いつもは夫のお墓の前にあるブロックに座って息子と話をしたりするのですが、フェンスがあるので不可。サンドイッチもそこで食べられないので、鉢植えを置いて墓石を綺麗に拭いて鉢植えにお水をあげて別な場所へ移動。
今年息子が選んだのは下の写真右手前にある、黄色い菊とオレンジのカランコエ。
黄色い菊は日本のお墓にもあがっていそうな感じですが(苦笑)、相変わらずのカランコエ好き息子。その左にあるのは3年前(だったかな)に夫の誕生日に買ったオリーブの鉢植え。意外にもっています。去年は実があまりならなかったのに、今年は結構なっている!
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あいにくの曇り空ですが、息子は一人ピクニック気分でサンドイッチを食べていました・・・
食べ終わってからは「お墓の中ならいいだろう」と二人で散歩をして、墓石に彫ってある出生年と没年を見ながら算数の練習。
夫のお墓の近くに戻ってくると、オリーブの木になるたくさんのオリーブを見つけたので
息子と二人で収穫。
息子が生まれる前、この季節に郊外に散歩に行って夫と(人様の家の敷地じゃない)オリーブの木から実を少し採って義母に漬けてもらったことを思い出しました。
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いろいろと堪能したので、そろそろ帰ろうと山を下っていると、カーブで突然対向車がクラクション!!
「え、なに!?普通に走っていたのにクラクションとか頭おかしいわけ!?(こらこら)」
と独り言を言っていると、数十分後に義兄から
「クラクション鳴らしたのは俺」
とメッセージが・・・あー、義兄か・・・ていうか危ないじゃない!!と何か腹が立ちました(心が狭い)。義弟が助手席に乗っていたらしいのですが、彼からあとでメッセージがきて
「君だって気づいたのは俺で、それを言ったらあいつがクラクションを鳴らした。しかもすぐに電話しろって言い出したんだ。運転しているのに電話かけろっておかしいよね!」
って。はい、頭おかしいです(お世話になっているのに失礼)。そういうところが本当に義母に似ているなーと改めて思うのです。
これ、墓場を出るのがもう少し遅かったら鉢合わせになっていたと思うと、いいタイミングでした・・・。
そして義兄からのメッセージの後に彼から電話が来て
「お墓参りの帰りに家に寄るから、下に降りてきてよ(義母に顔を見せろという意味)」
と。息子は即答で
「やだ!」
と言ったから諦めましたが、何も言えない赤ちゃんとかだったら、私は彼らのためにいちいち下に降りていかなければなかったんだよな・・・と思うと息子に感謝です。
断られても諦めない義兄は
「じゃあ、明日(月曜)の幼稚園の帰り(義母付きで)迎えに行くから」
と。。。
「えっと、外出制限されているのに息子1人のために大人3人も4人もいたらダメだと思うけど?」
というと、ああそうか・・・と(頭大丈夫かな)。母親(義母)にとってみれば孝行息子以外の何者でもないと思いますが、義妹からすると色んな意味で心配です。
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