頭の中
毎年、夏が終わって新学期が始まり夫の誕生日、そしてだんだん日が短くなっていくこの時期は心が穏やかではありません。何が原因って特定できるわけではないけれど、色んなことが重なって、そして頭を駆け巡るのです。だからこの時期はいつも自分がいっぱいいっぱい。そして今年は仕事も再開したから余計に。
息子の「ママと一緒にいたい病」も困ったもので、日本から帰ってきてから息子が家にいる間は四六時中一緒。トイレ行くにも呼ばれるし、ご飯の支度をするだけでも「一緒に台所にいく!」って言われるし、少しゴミ捨てに降りようとするものなら永遠の別れかってくらい嫌がられ、ついて来る結果に。2分で済むところが10分もかかる結果。
しかも前回書いたように息子のクラスにコロナ陽性者が出たので、また2週間べったりで・・・精神的にしんどくて私の息が詰まりそうになりました。「仕事に行っていた方が楽!!」と思ったほど。
今日は(も)弟とLINEビデオ通話をして間に入ってもらい、息子も私も楽しかったです。物理的には近くにいなくても、こうやっていてくれるだけで全然違うので本当にありがたい!
これが一生続くわけはない、あと数年したらこの時期を懐かしくさえ思える自分がいる、と頭で分かっていても、口では生意気なことを言いながら何もできなくて甘えてくる息子に「キィーーー!!」となりそうになるわけです。
そして、それを気軽に話せる夫がいない。他愛もない子供の出来事や成長を、同じ目線で話せる人がいないというのは本当に寂しい。近くにいる義家族?絶対無理です。日本の家族?やっぱり違う。友達?違う・・・無い物ねだりしても仕方ないけど、夫がここにいてくれたら・・・って思わないことの方が少ない。
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数日前に元気な夫がふと夢に出てきてニコニコしていて、私は思わず
「会いたかったんだよー!どこに行ってたのよ!!」
って泣いてしまった夢を見たから尚更(しかも現実でも泣いていて二重にビックリ)。もう会えないって理解したはずなのに、まだ心のどこかで会えるかもって思っているのか、なんだか悲しみのスイッチがONになってしまって、それを必死に隠そうとするせいかイライラしたり。
やはりコロナのせいもあるのかな。普通に夫婦揃っている家庭でも小さい子供がいれば難しいのに、私(たち)は一人で立ち向かわなければならない・・・そう思うと心細くなる自分がいるのかもしれない。
周りから「かわいそうだ」とか「大変」だとかまるで不幸な母子家庭親子のように思われたくないから、なるべく息子が寂しい思いをしないようにと精一杯生きているのだけれど、ちょっと糸が緩んでしまった(切れたとまでは言わない)のかもしれない。でも、そんな時期もあったっていいよなーと思いながら泣ける自分になっていて、私自身も着実に強くなっていっているのを感じている死別4年目の秋なのでした。とりとめのない文章でごめんなさい。
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