義弟のレストランのこと

今日(火曜)義弟のレストランがオープンしました。まずはさかのぼって昨日の話から。

昨日の夜は翌日のオープンに向けてのレセプション(オープンしますよーというささやかなパーティー)がありました。朝から配管工が来るのだと、すぐ上の義兄を連れてレストランにいた義弟。昨日のお昼の時点(義兄は帰ってきた)で「キッチンの流しが無い」状態だったのだそう・・・それをお昼に義兄から聞いて、思わず

「なんでそんなギリギリの状態でオープンしようと思ったんだろう?私と夫だったら、絶対にすべての準備が整った時点でオープンする日を決めるのに。きっと1月末には開けるだろうって先に日付を決めてしまったんじゃないの?」

と言ってしまいました。義両親も

「オープンする日を遅くすれば遅くするほどお金は無くなっていくからね。でも、確かにこの状態でオープンしようと思った気持ちはわからない・・・」

と。義兄は義弟のことなのにストレスフルで落ち着かない(なぜ)。

結局、18時からのレセプションなのに配管工が帰ったのが17時半くらいで、そこから義弟は自宅に戻って奥さんと娘を連れて来たのです(18時半近く)。はじめは義兄が2往復(義兄奥さんと娘、その後義両親と私たち)するからと言っていたのに、奥さんが嫌だったみたいで(なぜ)。私たちの方が先に着いて、テーブルの準備をしたり先に来てしまったお客さんに「もう少し後で来てください」って言ったり(苦笑)。

レストランは郊外の小さな町なので、町長さんとお付きの人?と数人を呼んだらしいのですが、なぜか呼んでいない人たちまでわんさか来て、みんなタダで飲んで食べていこうみたいな感じで賑わっていました(フランス人あるある)。でも、そうやって来た人に限って、レストランには食べに来ないんですよね(予想)。

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事前に義弟夫婦からは「ランチ営業して午後から19時半まで持ち帰りの惣菜とデザートを売る」というコンセプトは聞いていました。それはこの場所を決めた時からではなく、もともとそれをやりたかったみたいです。

私はお店を経営したこともないので偉そうなことは言えませんが、やりたいコンセプトとその町(場所)が合うかどうかって大きいと思うんです。その場所にはどんな層の人たちがいるのかとか、いろいろ考えないのかな・・・と。

そして、昨日のレセプションの時点で奥さんが自宅で作ってパック詰した食べ物をショーケースに入れていました(!)中身は「ペンネのカルボナーラ」「春雨サラダ」(認識できる範囲)。カルボナーラはペンネだからまだマシだけど、翌日に温めて食べるのって美味しくないと思うし、春雨サラダは汁を吸ってしまってこれまた美味しくなくなってしまうと思うのですが・・・お客さんの立場になって、翌日どんな味になるか試してからメニューを考えた方がいいのに(試したのかな)。レセプションに来た人も、明日売るものを今日すでに作って置いておくわけ!?と思わなかったかな。

夫がいたら、どんなことを思っただろう?私たちは考え方が似ているので、きっと同じことを思ったと思います。夫だったら義弟にアドバイスしたでしょうが、私は素人だし他人だし余計なことは口出ししません。もちろんうまくいって欲しいですけど

「料理人でもない、レストラン経営者でもないあなたに何がわかるのよ!」

って奥さん(義弟はきっと言わない)に言われちゃいそうですし。

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批判ばかりと思われているでしょうが(苦笑)、メニューの値段にも驚きました。

前菜+メイン もしくはメイン+デザートで18ユーロ(120円計算で2,160円)。

前菜+メイン+デザートで22ユーロ(2,640円)。

これ、こちらの街中で食べる値段とそう変わりないもの・・・もちろん、出来合いのものは使用せず、全部手作りを謳っているからというのはあるのでしょうが、小さな町の小さなレストランで結構強気のお値段だな・・・と思いました。

義弟は腕のいいパティシエなので、デザートは評判になるかもしれないけど(お持ち帰りもやっているし)、すぐ近くには広くて綺麗なパン屋さんがあるし(こちらはパン屋でデザートも売っている)、どうなんだろう?と。

もともとはピザ屋さんだったこのレストラン。私だったら、そのままピザ屋メインでデザートも売るコンセプトがいいと思いましたが(ピザ一枚とドリンクで10ユーロとか)、奥さんがレストランをやってみたかったようです・・・。

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そういうわけで、今日は姪っ子の子守をしていましたが・・・迎えに来た奥さんは「今日何人お客さんが来た」とかいう話は一切なく、私も息子のお迎えまで時間がなかったので質問もしませんでした。義弟からのメッセージにもそういう話はなかったし。義母曰く、お昼時点で売れたのはピザ2枚とメニュー(どれかはわからない)1つだったそう。

オープン当初からうまくいくわけはなく、積み重ねと試行錯誤が必要なのでしょうが、どうにか頑張って欲しいものです。

 

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