悲しさの説明

フランスに帰って来てから、息子は早寝早起きの習慣が戻って良かったです。行く前は21時就寝が続いていたので。ただ、水曜は4時起きでどうしようかと思いましたが、その後は19時台に寝ています(少し早過ぎるという噂もちらほら)。

何の話からそうなったのかは覚えていないのですが、日本滞在中に息子から

「ママ、悲しいってどういうこと?」

と聞かれました。

息子は何にでも疑問を持つ年頃(性格?)のようで、自分が納得するまで質問責めにします。相手が誰であろうと。

「うーん、例えばママと何日も会えなくなったらどう思う?」

「会いたくて泣きたくなる(と言いながらすでに涙目)」

「そういうのが、悲しいっていう気持ち」

「それは大人でもなるの?子供だけ?」

「大人でもなるよ」

「じゃあ、ママはいつ悲しかった?」

「そうだなー、パパが亡くなっちゃった時だな・・・」

「どうして?●●(自分の名前)は悲しくなかったよ」

「ママは●●とパパを世界で一番好きだから、そのパパと会えなくなっちゃって悲しいんだよ」

「泣いたの?大人も泣くの?今は泣いていないから悲しくないの??」

「泣いたよ。今も悲しいけど、●●が良い子にママのそばにいてくれるから涙は出ないよ(もちろん影では泣きますけど)」

「でも、パパが死んじゃった時も●●はいたでしょ?それなのに泣いたの?」

質問の一つ一つが鋭くズバズバ心に突き刺さる感じで辛いなーと思いながら(笑)、

「そうだね。でもあの時はまだ2歳になっていなくて、お話も今みたいにできなかったし、力持ちな男の子じゃなかったからね。今はママを守ってくれるから、ママはパパがいなくても●●がいてくれるから大丈夫だよ。」

と答えると、力こぶを出すポーズをしながら

「うん、そうだね!パパがいなくても●●がずっと仲良しだから大丈夫だよ!!」

と言ってくれ、私の首を抱き寄せてギューっとしてくれて涙が溢れてきました。

まだ4歳になりませんが、すでにしっかりしていて心強くて私が息子に頼る場面も多くなっています。

ドキッとする質問も多いのですが(別な話もあり、後日書きます)、出来るだけ「子供だからまだ分からないだろうから」とウソはつかずに息子と向き合っていきたいです。

 

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