死を前にした人にできること
先日、日本のアマゾンで買い物をしていたら(実家に送り、こちらに送ってもらったり、そのまま次の帰国まで保管してもらったりしているので)、おすすめのところにこんなタイトルの本が出て来ました。
「死を前にした人にあなたは何ができますか?」
「何もできませんでした。わかってくれる人になれませんでした。」
と、タイトルを見ながらすぐに思いました。
一冊2,160円と、ちょっと高めです。愛する家族の死を前にする(かもしれない)人のため、というよりは、医療従事者に向けて書かれているのかもしれません。(どなたか、読んだことがあれば感想を教えてください。)
「もう少し早くこの本と出会っていれば!絶対に買ったのに!!」
と思いましたが、よく見たら発売日が2017年8月7日で、出会える運命ではなかったのだな、ということに気づきました。
(こんなことを考えるのは子どもじみていますが)夫が亡くなるという運命は変えられなくても、少し時間を戻せるのであれば・・・私は夫の病気が発覚した時に戻って、もっともっと夫が精神的に安定して過ごせるような環境を作ってあげたい、と思いました。生まれたばかりの息子を夫の家族に預けて私が夫の入院に付き添うことは、夫が一番嫌がっていたことでしたが、それでももっと夫と一緒にいる時間を増やせばよかった、と今でも悔やんでいます。
当たり前に時間は戻せないわけですが、こういうことを考えて(妄想して)心の中で夫に謝って許してもらおうと思っているのかな。。。別に夫は私を恨んでいるわけでも憎んでいるわけでもないのですが、私自身が息子のお世話と仕事に逃げて現実を見ようとしなかった自分を許せていないのでしょうね。
自分を許せるようになったら(正当化するという意味ではなく)、もう少し前に進めるのかな。なんだか独り言になってしまってすみません。
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