遺品に対する夫の両親の想い

先日、少しだけ処分した記事を書きましたが、それより少し前に夫と2人で使用していたクローゼットの奥から見つけた「夫が若い頃に使用していたキャップ」と「未使用の靴下」を発見しました。

夫の兄も弟も足のサイズがほぼ同じのため、みんなで会う時に持って行きました。すると、夫の母がすぐに

「これは息子(私の息子)のためにとっておきなさい!」

と言い出したのです。。。

「え!?あと15年くらい置いておけということ!?夫が使用していたものでもないのに??というか、靴下のゴム伸びるからとって置いても捨てられるだけだから使って。そうすれば夫も喜ぶから」

と答えると、

「そ、そうね・・・」

と。その時、一緒に若い頃に使用していたキャップを(これは私と出会ってからかぶったのを見たことがなく、特に思い入れもなかったこともあり、逆に夫の両親にとっては思い出となるから手元に置いておいて欲しかったという意図で)渡したら、

「(私の)息子にかぶせなさい!」

と、何だか怒り口調なんです。。。いや、私は捨ててくださいっていう意味で渡したのではなくて、思い出としてとって置いてください、いわゆる形見分けっていうやつですって意味だったのに、意図がわかってもらえず。

その数日後、夫の父親から

「私は息子が残したものは何一つ捨てない!絶対に!そう思わないか!?」

と突然言われたのです。何だかまるで私が夫の遺品をどうとも思わず捨てている鬼嫁みたいに思われているのか?と思ったのですが、

「何一つは無理だなー。だって穴の空いた靴下とか擦り切れてるTシャツとか全部はとっておけないもの。それに結局は息子にしわ寄せがいってしまうから、私ができることはやっておかないと(まだ全然できていないけど)」

と答えました。ここは分かり合えないポイントだとわかっています。やはり、子供を亡くした親というのは、子供が何歳であれ辛いものです。子供部屋を何年もそのままにしている人もいらっしゃるくらいですから。その点、配偶者の場合は元は他人というところもあるのか、自分の残したいという希望よりも残される人(子供)のことを考えてしまう気がします。

 

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