息子の幼稚園、次の選択肢
- 2018.03.20
- フランス生活あれこれ 息子
- Derogation secteur scolaire, ギャルドリー, フランス, 公立幼稚園, 私立幼稚園, 義務教育, 転校
前回、希望だった私立幼稚園への転校がダメになってしまったという話の続きです。
私立学校に勤めている下の階のご近所さんからは、1月の申請の時点で
「現在の2歳児クラスで22人、すでに学校に通っている子供達の兄弟が8名いるから空きはないのでかなり難しい」
と言われていました。ただ、
「6、7月に公務員の異動があるので、その時にもしかしたら空きがあるかもしれない。」
とも言われました。でもあまり期待せずに待っていようと思います。
そしてそれとは別に、息子の転校(公立)を考えています。
その前に少しだけフランスの公立幼稚園の仕組みをご紹介します。
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基本的に、3歳になる年の9月から幼稚園へ入れられます(2018年1月1日から12月31日の間に生まれた子供は2021年の9月から入学)。しかし、これは義務教育ではなく6歳からの入学に備えるもの、という位置付けです。そして公立は無料となります。
学校は住んでいる場所によりそれぞれ通う場所が決められています(私立は居住区関係なく入れられます)。
2歳半クラスの場合は、まず午前中だけ通い始め(8時半から11時半)、学校が好きな子は11月から午後も通えるようになります。
衛生上お弁当は禁止。11時半に迎えに来て家でご飯を食べさせて13時半に再び幼稚園へ連れていくか、食堂でご飯。食堂で食べる場合は別途料金がかかります。ただ、この料金は確か親の収入によって異なるはずです。
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息子は学校が嫌いなため午前中しか通っていません。現在、仕事の日は朝7時に家を出て、息子を夫の弟宅に預けて8時半前に幼稚園へ連れて行ってもらっています。今後夫の弟を頼れなくなることを考えると、私の出勤時間と息子の登校時間が合わずに大変なことになってしまいます。。。
フランスの幼稚園では、学校により朝早くに預けられる(別料金)ギャルドリーというものがあり、7時半くらいから預けられるそうなのですが、あいにく現在息子が行っている幼稚園にはそのギャルドリーがありません。
というわけで、夫の両親宅近くにある、その昔夫も通った幼稚園への転校です。そこですと、私が出勤に使う駅も近くて、出勤時に息子を夫の両親宅へ預け、時間になったら連れて行ってもらえるからです。
私の家と夫の両親宅は、大人の足で徒歩20分ほどの距離。毎朝徒歩で息子を連れて歩ける自信はありませんが、バスがあるのでそれは大丈夫そう。また規模的にも現在の学校より少し小さめです。
同じ公立なので先生の質(?)が格段に上がったり下がったりするとは思えませんが、もうそこは期待していないので、とにかく私たちと夫の両親に負担にならないことを優先。
居住区と異なる学校へ入れたい場合、現在の幼稚園の校長(園長?)と面談をお願いして申請書(Derogation secteur scolaire)にサインをしてもらい、それを持って希望の幼稚園の校長と面談をしてサインをもらい、それを市役所に提出して返事を待つ、という仕組みです。
共働きやシングルペアレントも多いため、祖父母の家から通わせる家庭も多いそうです。
現在の学校の校長には話をして理解してもらえました。その紙を持って来週、希望の学校の校長と面談をしてきます。最終的には市役所が判断するそうですが、どうか認めてもらえますように。
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