死別後の祝い事
タイトルの通りです。皆様はどうなさっていますか?
フランスでは年齢に関係なく「誕生日会」を行う人が多く、夫の家族も誕生日会を開いて呼ばれて行ったりしていました。夫の両親ともに親戚が近くにいないため、夫の家族のみの付き合いのため、結婚式などそう頻繁にはありません。
誕生日以外では「クリスマス」や「イースター」が祝い事。日本のお正月とはまた違って全体的に「お祭り度」が少し高い気がします。
夫が病気になってから、こういった祝い事はほぼやらなくなり、死別してからはまったくやらなくなりました。
息子は、生まれて1年目の誕生日は夫が入院中で携帯のテレビ電話機能で誕生日を祝いました。2年目、すでに夫はこの世におらず。そのため、息子は「誕生日会」というものがよくわかっていません。
一番上の兄には子供がいるので、何かにつけて
「子供たちのために」
と、彼らの誕生日会に招かれたりしているのですが、正直心の中では何も祝っていません。夫の両親も義理で参加している感じです。
「息子がいとこたちと一緒に遊べる機会があった方がいい」
という説得をいつもされるのですが・・・行っても年上のいとこたちは遊んでくれないし、年が近い子はライバル視して遊べません。結局夫の弟と遊ぶだけで意味がないのです。
その流れで、クリスマスも夫の兄一家からお誘いがきました。
「子供たちのために25日のランチを一緒に食べよう」
と。
「子供たちのためって?もうよく分かりません。自分たち家族だけでどうか楽しいクリスマスを過ごしてください。」
さすがにこんなことは言っていませんが、丁寧にお断りさせていただきました。夫の兄夫婦に
「あなたのうち、どちらかが亡くなって半年も経たないうちに「誕生日会」に出席できますか?1周忌近くに「クリスマス」のお祝いができますか?」
と聞いてやりたいです。でも、もしかしたらこの人たちはできてしまうのかもしれません。。。家族内で心の温度が違うと本当に困ります。
この一番上の兄夫婦以外全員は、クリスマスは何もしないと決めています。
「息子がかわいそう」
と言われたりもしますが、25日の朝はプレゼントをきちんと用意して喜ばせようと計画しています。
来年はできたらクリスマスっぽいご馳走も作ってあげられたらなーと思います。一気には無理なのでできることから少しずつ。
下のボタンをクリックしていただけると
ブログ更新のモチベーションが上がります。