後悔を探しながら生きる

夫が亡くなってから、間も無く11ヶ月。一周忌を目前にして、

「愛する家族を失った者は、後悔を探しながら生きていくのだ」

と実感しています。こういった想いは、私だけではなく、きっと残された人のほとんどがそう思うことでしょう。

後悔しても仕方ないことはわかっていても、亡くなった夫へ私にできることはそのくらい、と頭の中で思っているのか、闘病中のこと、入院中のこと、最期のこと、そして病気になる前のことなどが頭の中をグルグル、グルグル駆け巡ります。

 

どうしてあの時に・・・

 

と、今更ながら悔やんでも悔やみきれないことを考えてしまいます。特にこの季節はどうしても考えてしまうようで、

 

去年の今頃は・・・

どうして夫の少しの変化に気づかないふりをして(現実を認めないで)日々を過ごそうとしていたんだろう。もっと話すべきこと、考えるべきことがあったはずなのに。

 

と毎日考えています。

そして、美しい景色を見ては「夫が見たら喜ぶだろう」と思い、美味しいものを食べては「夫が好きな味だな」と思う。これは後悔ではないかもしれませんが、一緒に見たかった、食べたかった、と思ってしまいます。

また、考えなくてもいいようなことまで引っ張り出して、悔やんで涙し、そして

 

こんなに悔やむのは愛していた証拠

 

と正当化しようとする自分に嫌気がさします。

 

愛していたからこそ、愛されていたからこそ、これからをもっと前向きに生きよう!

そう心から思える日が来るのかな・・・いや、きっと来る。それは私次第だから!

 

自分で問いかけながら自分で答えて、私大丈夫かな(苦笑)。季節もだんだんと寒くなって日が短くなるせいか、なんだか気分がすぐれないですが、みなさまもどうか風邪など引かないように気をつけてくださいね。

 

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