続・息子のトラウマ
前回からの続きです。
夫の兄の家に行くため車に乗った息子ですが、いつもと違った雰囲気に夫の家族も気づきました。両手でガシッとチャイルドシートの肘掛けを掴み、表情も固いのです。いつもはヘラヘラとお喋りをするのに、夫の母親らが話しかけてもツレない返事。
誕生日をお祝いするためにみんなでケーキを食べてプレゼントを渡して帰るだけだよ。みんなで一緒に行って、みんなで一緒に帰るから大丈夫だよ。
と説明してもらいましたが(私だけよりも他の人にも言ってもらった方が効果があると思い)、こわばった表情のまま。
そして、到着しても車から降りたがりませんでしたが、何とかごまかして降ろしました。従兄弟らがいましたが、夫の弟の手を引いて子供部屋で遊び始めました。おもちゃで気が紛れつつも、私がいなくなっていないかチラチラ監視。30分後くらいには、誰もいなくならないと察したのか、お喋りも始めました(ホッ)。
夫の兄の奥さん、悪い人ではないのですが些細なことで大声を出したり、ヒステリックに声を出すので、2時間ほどの滞在でしたがものすごく疲れました・・・また、その娘(誕生日の子ではない上の子)もそっくりで、みんなが集まっていることもありエキサイトしていて、見ているだけでも疲れました。
家に着いてから、息子はストレスを発散するかのように走り回ってペラペラお喋りをしていて安心。
ママ、一緒にいたねー。いなくならなかったねー!
と嬉しそうで一安心でした。でも、寝る前に突然取り出した童謡集で偶然開いた「どんぐりころころ」の歌を見て豹変。挿絵の泣いているドングリをみて、
どうして泣いてるのー!!
山に帰りたいって泣いてるのー!
山に帰りたいよー!
山に帰りたいよー!
ママに会いたいよー!!
と、すっかり自分が池に落ちてしまったドングリになってしまい(過去の自分と重ね合わせているのか)、まったく泣きやみません。そして、いつもの自分の部屋では寝たがらず、私と夫のベッドで寝たい、と泣き続けました。
今日は息子なりに頑張って疲れたのだろう、とベッドを移動したら、あっという間に寝てしまいました。私も疲れて一緒に寝落ちしてしまい、気づいたら0時近くで大慌て。片付けや翌朝の出勤の準備をして、いざ寝よう!と思っても、息子のことで色々考えてしまったり、久々に家族全員で集まって疲れたこと、明日は仕事だから寝なければ!という焦りで目が冴えて朝の4時まで眠れず・・・2時間の睡眠で出勤でした。
子供はすぐに忘れるから大丈夫
は、「子供は学校にすぐ慣れる」という言葉同様、息子には通用しないようです。
父親がいなくなり、母親までもいなくなってしまうのか、ということまで考えているか否かはわかりませんが、父親との思い出を忘れないように話しつつも、しっかりと息子と向き合って説明し続けていかなければならないな、と思いました。
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