亡くなった妻と対話する夫

今、読んでいる途中の本があります。伴侶の他界を経験された方なら、もしかしたら既に読まれているかもしれませんが

「愛は死を超えて」

という、フィリップ・ラグノー氏の本です。彼はシャルル・ド・ゴールの側近を勤めた経験があり、のちにジャーナリストや作家をしていました。

ガンに侵されて亡くなった妻とコンタクトを取る著者ですが、それを本にしようとは思ってもいなかったそうです。そんなことでもすれば、頭が狂っていると思われること間違いなしですから。しかし、それを勧めたのが、亡くなった妻。

彼女は、同じように死別を経験して残されている人々に「希望」を与えられるように、死は愛するもの同士を引き裂きはしないということを証明させるために、そして残された者が生きることに立ち向かうために、彼にこの本を書かせようとしました。

日本のアマゾンで購入することも考えたのですが、フランス語の勉強のためにもとこちらで購入して読んでみることにしました。日本語版はどうなっているかわかりませんが、この方はお友達やレストランなどの説明をするのが好きなのか、不必要と思われる部分も多々あって、そういったところは飛ばして読んでいます。飛ばしすぎて内容がよく分からなくなって戻ることもしばしば。。。急がず慌てず読んでいます。

フィクションだとか、著者の妄想だ、と思う人もいるかもしれません。でも私は信じます。むしろ、そんな彼らのようになれたらな・・・と羨ましく思います。ラグノー氏は2003年に亡くなられました。どうか愛する人と一緒に幸せに過ごしていますように。

日本だと中古本でも手に入るようですので、気になる方は是非読んでみてください。

 

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