フランスに戻りました

昨晩、無事にフランスに戻って来ました。今回は出だしから東京へ行ったり、お盆は父の実家からの沖縄など、普段と比べてアクティブに過ごしたため、実家でのんびりした感じはありませんが、忙しかった分だけ充実していたことも確かです。

最終日は買い忘れたものを買い足したり(それでも忘れたものもありますが・・・)、家族のためにピザを焼いたり、荷造りをしたり本当に忙しく、しかも息子が全然寝てくれずに0時就寝で疲れました。その数日前から、母親と息子が「喉が痛い」と言っており、二人はくしゃみ鼻水まで始まって

「移りそうかも・・・やばい」

と思っていたのですが、まさかの出発日の朝に喉の痛みが始まりました。

そして機内では月のモノまできてしまって、喉、頭、お腹、節々の痛みと痛みのオンパレードでかなり大変。幸い息子は手がかからなくなってきているので、機内では持ち込んだドラゴンボールのDVDを観せ、その隙に仮眠。といっても、寝たり起きたりでしたけど。息子も3時間くらいは寝てくれたので良かったです。

おかげさまで機内ではアルコール無し。機内食は半分くらいしか食べず、朝食も拒否で、母が作ってくれたおにぎりを食べ、葛根湯を飲んでしのぎました。副鼻腔炎の時もひどかったですが、今回も負けず劣らずひどかったです。頑張った、私・・・。

今回、行きも帰りも機内でフランス在住の日本人女性(どちらも同じくらいの年齢のお子さまをお持ち)と知り合いになりました。もちろんどちらの方もご主人はご健在なわけですが、そういう方にでも話しかけよう!と思えるようになったのは、これも心境の変化なのかな?

***

息子は最初から最後まで日本を楽しんでいました。

普段は私と二人きりの生活なので、一人で遊ぶことも多いのですが、実家では私の母、週末は弟もいるので遊び相手が常にいる状態。こちらに戻ってくるのがかなり嫌だったようで、

「日本にずっといる。」

と何度か言われて心が痛みました。私の家族は、別れ際もかなりさっぱり「またね!」と涙も見せないあっさりしたものなのですが、それを察してか否か、息子も

「また来年くるからねー!」

と元気一杯にお別れ。それなのに、成田行きの飛行機に乗ってすぐ

「日本を離れるのは寂しい。みんなと一緒にいたい。」

と泣き出してしまったのです。。。これもすごく胸が痛みました。

また今朝も持って帰ってきたものの整理や家事で忙しくしていたら、一人テレビを観ていた息子の機嫌が悪くなり

「一人にしてごめんね。寂しかったね。」

と言ったら

「日本に帰りたーい!みんなに会いたい!」

と泣き出してしまったのです・・・。

***

実は、今回の滞在中に私も

「日本に移住すべきか、フランスに残るべきか」

何度も自問自答していました。 色んな友達にも会い、家族と長い時間を過ごしてみて、やはり「普段はアウェイで、ホームに帰ってきた感」があると感じたのです。義家族がいるとは言え、遠慮なく心から甘えられる人がいないフランスという国で、息子と二人この先生きていけるのか?息子が巣立ったあとは?とか、少し大げさかもしれませんが・・・それだけ普段気を張って生きていることに改めて気づいたわけです。

また1年に1度とはいえ、会うたびに年老いていく両親を見ていると、

「この先、大丈夫なのだろうか?」

という心配が無きにしも非ず。 ただ、息子や親がどうこうのみでは考えられず、

・家
・お墓
・仕事
・教育
・医療
・食べ物

など色々考えなければいけないことも多くて、パッとは決められません。どちらの国にも良いところがあり、どちらも「うーん」と考えてしまうこともあるわけで。

フランスに帰ってきた報告をしたかっただけなのに、なんだかグダグダになってしまいました(苦笑)。来週の月曜には幼稚園が始まるので、それまで息子とのんびり過ごします。  

 

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