悲し過ぎる夫のバイクの話
今日は予報通り雨の1日でした。夕方からは雷が鳴っていたほどで、時々風も強く吹いていました。
そんな中、午前中は風も強くなかったため、息子と二人でバスでお墓参りに向かいました。市内からお墓までは30分ほどかかるのですが、1時間に一本以下、しかも折り返し運転のため、逃すと1時間半待ちとかそれ以上になったりします。
バスの中は私たちだけだったため、運転手さんが勝手にいつもと違うルートを通ってお墓の近くで降ろしてくれました。フランスはこういう適当さがあるので好きです。
バスで山を登るため息子が気持ち悪くならないか心配していたのですが、お喋りが止まらずそれどころではなかったようで問題ありませんでした。
前日に息子が選んだ小さなクリスマスツリー。いつものお花屋さんではない、たまたま通りかかったお店で購入しました。すみません、写真が少しブレています。
上にある青い飾りが気に入って買ったのですが、残念ながら写真では見えにくいですね。
鉢が軽くて小さくて吹き飛ばされそうだったため、他の鉢の間に入れてきました。
雨降りの中、お墓を綺麗に拭いていると、
「今日はパパのために石を拾うから。」
と言う息子。カタツムリではなく石の日だったようです。好みの石を拾ってお墓に置きました。15分弱の滞在で同じバスをまた拾い帰ってきたわけです。ちなみに、帰り道は私も息子も気持ち悪くなり吐きそうなレベルでした。。。幸い二人とも吐きませんでしたけど。
さて、タイトルの件。実は、このお墓参りの後に起こりました。いや、起こったというよりも気づいたの方が正確。
夫のバイクは私たちが住んでいる建物の地下にある駐輪所にずっと停めてあります。月一か二くらいで地下に降りて確認していたのですが、いつもは外観チェックとホコリを掃除するくらいで何もしていませんでした。
バイクを弟に譲るにあたり、Carte Grise(このバイク(もしくは車)がこの人の所有ですよ、と証明するカード)を家中さがしていたのですが見つからず、もしかしたらバイクの中にあるのかも?と思って弟から鍵を受け取り、お墓参りの後に息子と二人で見に行ったんです。
バイクはいつもの場所。ハンドル下にある小物入れをまず開けてみましたが、何も入っていませんでした。次に座席シート下部分を開けようとしたら、カチッと鳴らずに開いたのです。
「え?」
と思いながら、もう一度確認してみるとやはり鳴らない。どうしてこういう時、うちの息子は異常にうるさいのでしょうか・・・あれも触らせろ、これもやらせろ、と話しかけてくるのです。。。ちょっと待って!と言いながら見てみると、明らかにシートを無理やりこじ開けたことによる破損が見つかりました。
鍵で閉まる部分が穴から外れていなくて外側のプラスチック部分が壊れていたのです!その上、夫愛用のヘルメットが消えている。。。
死別以降、沸点が低くなったと思い込んでいましたが、これはさすがにはらわたが煮え繰り返る思いでした。
それと同時に自分を責めました。どうして大事なものを家の中に入れていなかったのか、と。犯人のサイズに合わなかったのか、夫のバイク用手袋はそのままでした。ポカンと空いたシート下の収納部分。。。夫よ、ごめんなさい。
いっぱいいっぱいの私にこれでもかと話しかけてくる息子。鍵を貸して!とうるさいのです。もう好きにしてくれ、と手渡すと、ガソリンを入れる部分を鍵で開けました。
「あれ?これも様子がおかしい!!」
よく見ると、鍵がかからなくなっているのです。一瞬で、ガソリン取られたんだということに気づきました。でも、もう2年も前のことなのでいつやられていたのかまったく分かりません。
「ガソリンぐらいくれてやる!」と思いますが、ヘルメットは返して欲しかったな。私の記憶違いで、ヘルメットを別なところに収納していればいいんですけど、そんなこともなさそう。2年も前のことだから記憶が曖昧すぎますが、ヘルメットは大きいので、さすがに家の中にはなさそうです。
夫に、
「もっとちゃんとチェックしてよ!これだから君は危なっかしんだよ!」
と命日に忠告された気がしてなりません。天気も悪いし、バスで気持ち悪くなった上にこんなことになってしまうし、気分沈みまくりの1日でした。
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