担任の先生からの話

昨日、夕方のお迎えの後に、新学期が始まってから今まで子供達が幼稚園で何をやっているか、また話したい人は担任の先生と話せる機会がありました。子供それぞれバインダーが用意されていて、その中に勉強した内容がとめられていました。

 

幼稚園年中組での勉強といっても、フランスの場合は塗り絵とか数(1から5!)、アルファベットの並べ方程度。

 

息子のバインダーを息子と一緒に見ていたら(プリントがバインダーにとめられている)、先生からこちらにやってきて

 

「去年と比べて、集中力がかなり落ちています。どうしてかは私もわからないけれど、間違えるはずもないものも集中していなかったり、話を聞いていなかったりして間違っているんですよ(と言いながらプリントを見せてきた)。できる能力があることはわかっていて、他の子よりも難しい問題やパズルをやらせているのですが、他の子と一緒のことをやりたがるのです。もしもお母さんから賛成をいただければ、来週は年長クラスに午前中だけ混ぜようかと思っています。」

 

と言われました。

 

実は家でも集中力が落ちているな、と思っていました。以前はお休みの日(水曜や土曜)に日本語の勉強や算数の勉強をしていたのに、最近は

 

「勉強は疲れるから嫌だ。」

 

と言って逃れようとしたり、始めても長続きしなくなっていたのです。ただ、やらせていることは4歳レベルではないので私が求め過ぎてもいけないと思い、無理強いはしていませんでした。少し前までは息子からやりたいと言って出してきたものだったので。

 

幼稚園の先生も、

 

「もちろん、年中クラスの中ではトップです。でも私はもっとできる子だと思うんです。ですが、本人がもっと遊びたいとか同じクラスの子と同じものをやりたいって思うんだったら無理にはさせられない。知的なレベルと成熟度が合っていない子もいますから、それなのかもしれないし。午前中に年長クラスに入ってスムーズに行くようだったら、もしお母さんが希望すれば来年飛び級して小学校に入ってもついていけるレベルです。」

 

と言われました。私が思うに、息子は負けず嫌いの1番でいたいタイプなので、きっと年中クラスで自分が1番になっているのが心地いいんだと思います・・・ただ、

 

「これは簡単すぎるから。」

 

という理由で先生の話もちゃんと聞かずにテキトーにやっているんだったら良くない、と息子には言い聞かせました。

 

息子は、前々からクラスでの勉強は「つまらない」と言っていました。それでも、先生が難しい問題を用意してくれているのに、どうしてしないのか?と聞いたら

 

「他の子と違うことをするのが嫌だから。」

 

なんだか矛盾しているのですが・・・

 

***

 

以下、単なる息子自慢と思われるかもしれませんが、事実を書きます。

 

息子は1歳半からアルファベットを認識し(夫には偶然だと否定され続けていた)、動物の名前と姿を30種類以上認識していました。2歳半前にはアルファベットを書けて、ひらがなやカタカナも読めていました。数字も大好きで、幼稚園に入る前から数えるのが大好きでしたし、何百、何千万、何億という数字まで覚えていました。今でも、

 

「この容器には何百ml入るか見せて?」

「1.5リットルは1500ミリリットルで、センチリットルにすると150だね。」

「20割る5は4でいいんだよね?」

「恐竜は鳥に進化したっていうけど、進化のスピードってどれくらい?急になるの?」

 

などと言います・・・おそらく、同じクラスの子と話が全然合わないんだろうなと・・・。太陽系の順番や大きさ順も1年半前くらいには覚えていましたし、息子に会ったことがある方はわかると思いますが、話の内容も驚くほど論理的です。なんだろう・・・息子がGifted(ギフテッド)などの天才とは言いませんが、少し早熟タイプなのかなって。幼い頃から今も、ずっと「なぜ?」と毎日朝から晩まで質問だらけです。

 

伸ばせるものは伸ばしたいし、息子の気持ちも尊重したい。なかなか難しい問題です。

 

前にも書いたと思いますが、飛び級に関しては、私は特に望んでいません。息子が小学校に入りたいというのであれば別ですけれど。私としては4歳児なりに同年代の子達と一緒に遊んだり喧嘩したりしながら、子供社会で生きていく術を身につけて欲しいという思いがあります。というのも、母親の私から見て息子は子供社会にあまり適応していないように思えるのです・・・仲良しの子もいません(本人が一方的に思っている男の子は一人いますけど)。なので、楽しめるうちに楽しんでおきな、という感じで焦る必要も無いですからね。でも、息子が幼稚園で退屈しているのなら飛び級も考えるべきなのかな・・・夫がいたら、何て言ってくれたかな。。。

 

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