たくさんの叔父さん

息子のパパは亡くなってしまったけれど、フランスには3人の叔父さんと日本には2人の、血の繋がった叔父さんがいます。

日本の弟じゃない方の叔父さん(私の兄)は今まで1度しか会ったことがないし、子供が苦手(どう遊んでいいかわからないタイプ)なので微妙ですけれど(笑)、唯一の甥っ子を想って、息子が好きな日本の番組をデジタル録画してデータを送ってくれます。

フランスにいる一番年上の叔父さんはすでに子供が3人いるから一緒に遊ぶ感じじゃない上、ママ(私)とばかり話をしたがるので、息子的にはその点が微妙なようです(苦笑)。

その他にも、血は繋がっていなくても大好きな頭の良いおじさんもいて、息子のしつこい質問にも嫌な顔一つせず答えて遊んでくれます。

もちろん、おじさんたちはパパの代わりにはならないけれど、こうしてたくさんの大人の男性に囲まれていることは、息子の成長にとって重要な役割を果たしてくれていると感じています。

あとは、郵便配達のお兄さんやバイク屋さんのお兄さんなど、触れ合いは少しだけれど会えることを楽しみにしている息子を見ると

「やはりどこかで大人の男性に父親像を求めているのかな?」

と。

***

今日はすぐ上の義兄が休みの日で、息子の送り迎えにくっ付き虫の日でした(苦笑)。朝は用事があって来なかったけれど、お昼のお迎え時と、午後戻る時、夕方のお迎えに付いて来ました・・・息子は小声で

「何でまた来てんの!?」

と言いながらも、目の前にするとそれなりに楽しんでいます。 夕方は、ちょうど義弟が一人で義両親宅にいたので

「3人で近くの公園で30分くらい遊んでいるから、時間があったら寄ってね」

とメッセージをしました。息子は義家族の中で義弟が一番好きなのです。だから来てくれたら喜ぶと思って。

「時間が無くて寄らないのかな?あと10分くらいで帰ろう」

と思っていたところに現れて、息子は大喜び。2人の叔父さんに遊んでもらって、息子は汗をかきながら楽しんでいました。

「ここに夫がいたらな・・・」

と思わないことはないですが、ちょっと前までのような暗い感情は薄まりました。逆に、こうして遊んでくる叔父さんたちがいてよかったね、と。

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最近は、前のように 「新しいパパが欲しい」 ということは無くなりました。どうやら、家で私と2人で好き勝手やっているのが楽だということに気づいたようです(笑)ただ、

「パパが生きていたら・・・」

とか

「パパはかわいそうだったね・・・」

と言うことはあるので、息子は息子なりに色々考えていると思うと辛いです。

息子には、自分の境遇を恨むことなく前向きに捉えて欲しいです。また愛情の形は違えど、たくさんのおじさんたちに愛されながら、女である私からは与えることのできないものを受け取って、強く大きくなっていって欲しいです。    

 

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