私の記憶力と夫の顔
死別された方、記憶力って問題ないですか?
私は昔からわりと記憶力がいい方で(必要ない情報と判断したものはまったく記憶に残らないのですが)、いついつ誰々が何と言った、など小さい頃のことまで覚えています。 それが、こと夫に関しては死別してからごく最近まで記憶が抜け落ちたかのように、何をしたかなど思い出すことができませんでした。しかも、闘病前限定で。闘病中のことは結構覚えているんです。これ、自分でも怖いなーと思っていたのですが、どうやら強いストレスとかショック状態の時って起こるみたいですね。
息子が生まれる前の、夫と二人だけの写真を見る気になれなかったのですが、最近少し気持ちが落ち着いて来たので、整理整頓も兼ねて少し見てみました。
「あー、そういえばこんなこともあった!」
と徐々に思い出しています(記憶喪失の人みたい)。
また、夫のこと以外についても忘れがちで(弟に言わせると以前からだったようですけど。笑)、仕事をしていた時も、そうでない時も
「忘れていることはないか、大丈夫か?」
といつも心配。その上、忘れているという最悪な状態・・・。
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思い出もそうなのですが、私が思い出す夫の顔は病気になってから痩せこけたものでした。部屋には、本格的闘病が始まる前の夫と小さな息子の写真を飾っているのに、なぜかパッと思い出すのが闘病中の顔。
首から上を手術すると、どうしても顔が変わってしまうのですが、夫も舌と喉(リンパ)を切った手術のせいで、手術後しばらくは右側のまぶたがおかしくなっていました。顔も歪んで、綺麗だった肌も抗がん剤のせいで顔じゅうボツボツができ、赤くなっていました。
夫と出会ってから手術する前の方がはるかに長い時間一緒にいたはずなのに、思い出す顔が術後の、しかも痩せこけた顔・・・夫が思い出して欲しくない顔なのに、どうしても頭から離れないのです。
もっと家の中に夫の写真を並べまくればいいのかな?何だかそういう問題でもないと思うんですよね。それとこれとは別って頭の中で考えているような感じ(わかりにくいでしょうか)。
いつになったら、昔の夫の顔がパッと頭に浮かんでくるようになるかな。。。
逆に息子は飾ってある写真が夫の顔と記憶しているので、闘病中の写真や動画を見せたら夫と気づかなかった、という話は前に書きましたよね。それこそが夫の望んでいたことですが、私としては少し複雑でもあります。
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Instagram、早速フォローしてくださった方々、本当にありがとうございます。特別なことは何も載せませんが、ブログに載せるほどでもない日常の写真を載せていきますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、日曜の日本行き。4つある預け荷物のうち、3個は詰め終わりました!自分たちの衣類はほとんどなくて(特に夏は少なくて済みますし)、9割お土産と言っても過言ではないです。息子もかなり楽しみにしています。2年前のように
「機内で時間潰すために何を用意したらいいかな?」
なんて頭を悩ませる必要もなく、一人で座ってゲームや動画を観てくれるので本当に楽になりました。
ただ、パソコンの他に一眼レフカメラや、機内では何が起こるかわからないので、着替えは一式(私の分も含む)入れて結構な量になりそうです。
出発までに必要な食料品の量がイマイチ掴めず、買いすぎてもダメだし、買わなくてもダメだし、でここ数日毎日スーパーに行ってチョコチョコ買い足しています(出発前は大変ながらも楽しい毎日です)。
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