先が見えてきた
あれから何日も通っている以前のアパート。
夫の弟が一年前にペンキ塗りなどをしてくれたにも関わらず、アパートの中は埃だらけ、前住人の靴下が落ちていたり、至るところに犬の毛があったり、コーヒーか何かの黒いシミが無数に壁や床についていました。
以前にも書きましたが、夫の弟と私たち夫婦の基準は異なるので、このままでは誰にも貸せない状態でした。夫の弟は夫の家族みんなに
「あとは床を綺麗にしたら貸せる状態だ」
と言っていたので(そこまでの状態にしたんだ、というアピール?)、みんなはそれを信じていて
「どうしてそんなにやることがあるの?」
と、何度も何度も質問されました・・・そのため、証拠写真を撮って
「ここがまだこんなに汚いの」
と説明すること複数回。ようやく納得してくれました。
お風呂周りやキッチンのシンク周りの古いシリコンを剥がして新しいものを塗ったり、トイレの除菌や便座の交換、ドリルを使って鏡を付けたり、洗面所の排水も直しました。
一番の謎が洗面所の排水で、排水管を解体しても綿棒が一本とリップクリームが一本出てきただけで、それをとっても詰まりは取れませんでした。壁につながっているホースの方に問題があるのかと思い、そこにデストップと呼ばれるパイプクリーナーみたいなものを直接入れても無理。曲がった鉄の棒を突っ込んでみても、何にも当たらない・・・。
仕方がないので排水管を戻してみたら、今度はパッキンが古くなっていてきつく締めても水漏れ。夫とのアパート改装作業(現在住んでいる方)で、夫が使っていた道具(下の写真)を思い出し、それを使用して締め直し。
無事に水漏れは直りましたが、詰まりは直りません。
夫の母に電話してみると(夫の父はこういう作業が苦手)、
「息子の誰かに見せてみた方がいいかも」
と言うのですが、どちらも夫のように頼りになる存在とは言いがたく・・・。
「こんな時に夫がいてくれたら、すぐに直してくれるのに。」
と思いながら、ふと上を見上げると洗面台が下にずれている跡を発見!文字で書いても分かりにくいと思いますので、写真を引っ張ってきました。
このような洗面台で、下の棒状の部分と上の部分は繋がっていないんです。
前住人が洗面台に体重をかけたのか、棒状の部分をずらしたのかは分かりませんが、1cmくらい下がった形跡(シリコンが剥がれて下がっている)がありました。
そこで、段ボールを柱と洗面台の間に噛ませて、元の位置に戻して新しくシリコンを塗ったところ、一気に排水の詰まりが無くなったのです!!
どうしてすぐに気づかなかったのだろう・・・
ただ、それと同時に壁に繋がっているホースのところについていたシリコンが劣化で亀裂が入り、そこから大量の水漏れ(これを書きながら思い出して泣きたくなりました。笑)。
慌ててホースについた古いシリコンをカッターで削り、綺麗に拭いて乾かしてから新しいシリコンを塗って完了。濡らしてはいけないため、この日はシリコンを乾かすためそのままにして帰ることに。
今日、息子を連れて行って、水を流してみたら
ゴクゴクゴク
と美味しそうに(?)水を流す音を出しながら、きちんと排水してくれました!!
夫がいてもいなくても、こうした作業は苦になりませんが、でもやっぱり
「夫がいてくれたらな・・・」
と思わずにはいられません。
お風呂場の掃除も終わり、キッチンも終わったので、あとは細々した片付けや備品購入で貸し出せそうです。
貸し出しについては、当面は旅行者を対象に数日単位で貸し出そうと考えています。掃除やカギの受け渡しなどの手間はかかりますが、無職なので大丈夫だろうと。また旅行者にすれば前払いなので「未払い」のリスクはなくなるな、と。
ニース市内でも中心部ではないため、日本人が借りてくれるとはあまり思えませんが、ニースに通い慣れているヨーロッパ在住の旅行者なら問題ないかな。
あ、肝心のWi-Fi契約をしていませんでした・・・今どき、部屋にWi-Fiが無いと誰も借りたくないですよね。
でも、とにかく先が見えてきたので良かったです!
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