お墓

あっというまに2月です。そして2月もまた風のように去って行くのですね。節分を2日だと勘違いしてしまい、息子が大好きな海苔巻き(細巻き)を作って食べさせてしまいました。二日連続でも文句なしだと思いますが、フライングしてしまってやる気が下がりました。。。

実は先週、ゆっくりと(つまり息子抜きで)お墓参りに行きたいな、と思い夫の弟に息子が幼稚園の時間中に連れて行ってもらいました。我が家からお墓まではバスで行けるのですが本数が多くないため車で連れて行ってもらったのです。

いつも息子付きで行く(あえて息子を連れて行く)ので、どうしてもゆっくりとお墓に向き合うことができません。気持ちも、夫の妻としてではなく息子の母になっているので、感情的になってしまわないよう平常心を装うのです。

行きの車内では最近の息子の様子や、夫の弟の奥さんの妊娠話などをして二人で会話が途切れることなく楽しく話していましたが・・・お墓について写真を見た瞬間に涙が溢れて来ました。もちろん帰りの車内は無言でした。

家では携帯やパソコン、写真で夫の顔を見ることがあります。夫の両親宅にも葬儀に使用した写真、つまりお墓にあるものと同じ写真が飾ってあるのですが、それを見ても最近は涙が込み上げてきません。でも、墓地という場所、そこにあの写真があり名前も掘られている現実を突きつけられると、ナイフで胸をえぐられるような何とも言い難い辛い想いになるのです。しかも、その写真の夫は幸せそうな笑顔で。。。

どの国のお墓でもそうですが、独特の雰囲気がありますよね。

夫のお墓を前にして色んなことが頭を駆け巡り、特に最近は来年の息子の学校のことで悩んでいたのですが、そうしたこともあって

「もしもあなたが生きてくれていたら」

と考え、頑張って我慢して張りつめていた糸がプツンと切れてしまい、声を出して泣いてしまいました。

死別を経験されていない方にこうしていまだに泣くことを知られたら(もちろん、泣く頻度はかなり減りましたが)、

「もう一周忌も終わっているのに!?」

と驚かれるかもしれません。

他人から見たら「もう1年」ですが、私にとっては「まだ1年」なのです。もう何年も長いこと会っていない気がして、日に日に会いたさが募ります。

外国人母としてこの地に住む選択をしていますが、息子が成長するに伴い、もっともっと夫に相談したいことが出てくるんだろうな・・・と考えるだけで、また鼻の奥がツンとしてしまいます。

 

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