シングルマザーの金銭事情
稼ぎ頭の夫を亡くしたシングルマザーが一番心配して、周りからも一番心配されるのが国を問わず金銭的な問題だと思います。
何回かに分けて我が家の金銭事情(といっても金額まで詳しく書くわけではありませんが)を書こうかな、と思います。
まずは、夫が生きていた頃の話。
私は息子を産んですぐから、事情を考慮してくれる雇用者の元、在宅で仕事をさせていただいていました。とは言っても、その収入だけで生きていけるかと聞かれれば無理な程度のお給料でした。当時は夫も働いていましたが、出産後すぐにガンが発覚して休職。
こちらでは休職中(病気が理由)も健康保険(セキュリテ・ソシアル)と職場の保険会社からお給料がいただけます。もちろん、職場の大小にもよると思いますが(職場が保険に入っていないこともあり得るので)、夫の場合は大きな会社でしたので問題ありませんでした。健康保険から給与の半額程度。保険会社からも同程度。満額とはいきませんが、家族3人で食べていくのに問題ないくらいでした。
ただ、徐々に減らされていきます。そのぶん、私の仕事量を増やしてもらって少しでも貯蓄に回そう(夫が強制的に退職させられてもしばらく大丈夫なように)と頑張って働いていました。
こちらの生活で一番助かったのが、ガン治療の場合100%健康保険が支払ってくれること。時々、保険のきかないお薬を買わないといけないこともありましたが、「治療費が高くて大変!」というような状況に陥ることなく治療できました。
それでも、その分
・必要以上に入院できない
・治療法の選択肢が少ない
・どの病院も看護師不足のせいで扱いがひどい
(最後の一つは治療費が無料なことに関係ないかもしれませんが)
という問題がありました。
次回は夫が亡くなった後のことについて書きたいと思います。
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