器が小さい
こんなことをブログに書くと、私の器の小ささをブログで公表しているようで嫌なのですが、吐き出したいので書かせてください。
先日、休みの日に夫の母親に呼ばれてランチをご馳走になってきました。何度も誘われてはいたのですが、仕事がない日は家のことをしたいため、断っていました。ランチをご馳走になるからといって、食べてすぐに帰ってこれないですし、行ってしまうと最低3時間は一緒にいないといけない雰囲気があって、正直気が重いのです。
息子は行くことを嫌がりましたが(私が休みの日までおばあちゃんの家に行きたくないという感じで)、ごまかしごまかし連れて行きました。結局行ったら行ったで楽しむからいいんですけど。
小さな水鉄砲を使ってベランダで遊んでいた息子。息子は長髪のため、最近遊んでいる時は一つに結んでいるのです。この日もそうしていたのですが、ふと後ろから息子を見ると自分の後頭部を見ているような気分になってしまいました。
私の弟とFaceTimeをしていたときにも、息子の髪の毛を結んでいたのですが、
「お姉ちゃんの頭の形そっくりだね。結んだ後ろ姿が瓜二つ。」
と言われていたことを思い出して、夫の母親に話しました。すると、言い終わらないうちに被せて、
「この子は二人に似ているのよ」
というのです。生まれてから今までの経緯をブログには書いていないのでわからないと思いますが、夫の母は、私の息子はなんでも夫に似ている、という人です。もちろん私の子供時代のことなど分からないので私に似ているとは言わない(言えない)のはわかりますが、何を取っても夫に似ている、と言うのです。
ただ、客観的に見て息子の顔は夫に似ていません。私にも似ていません。それでも、
まゆげが息子(夫のこと)にそっくり。
髪型が3歳の時の息子そっくり。
ふざけて帽子をかぶるのも息子そっくり。
などなど言います。別にそれはいいんですけど(聞き流すので)、本当に私に似ている部分を認めないってどういうこと?と思ったので、
いや、夫はこんな形の頭をしていなかったでしょう。
と言ったのですが、
「だからこの子の頭は二人に似ている」
というのです。。。頭の形が半分半分別の人間の形に似てるわけがないですし(夫はすごく小さい頭で、私は頭の鉢が張っているのです)、客観的に見ても頭の形は私そのもの。別に自分に似ているところ自慢をしているわけでもなんでもなく、ただの会話だったのですが、なんだかこっちもムキになってきてしまって、
冷静に考えて見て。夫の頭は小さい。この子の頭は鉢が張った東洋人っぽいつくり。私の後頭部とこの子の後頭部、似ているでしょう?
と隣に立って見せたら、ようやく
「ああ、そうかもね」
と言われ、その後すぐに話を切り替えられてしまいました・・・なんだろう、このモヤモヤした感じ・・・。
別に息子が夫に似ているのを否定したいわけでもなく、むしろ息子が夫に似ていれば嬉しいくらいなのに、夫の母親のその言い方は、まるで息子は夫の生まれ変わりだ(時制的に合いませんが)くらいの勢いで、それが嫌なのかもしれません。息子は夫ではないんだ、と。
子どもを亡くして、その子どもの子どもが同性であれば似ているところを見つけたくなるんだろうな、と頭では分かっていても、こんな小さなことで何だか心が狭いなー、器小さいなー、もっと人間的に大きくならなければ!と思いながら、悶々とした気持ちをブログに吐き出してしまいました。