トラウマ

昨日の続きです。

4日ぶりに息子を迎えに行きましたが、この日は「二人きりにならない方がいい」と夫の家族みんなから強く言われて、再び夫の弟夫婦の家に泊めてもらうことになりました。

ところが、車を降りてアパートの中に入ろうとすると突然息子が泣き出したのです。尋常じゃない泣き方。しばらくすれば落ち着くかと思いきや、ずーっと泣き続けて、

外に行く!外に行く!!

と訴えるのです。。。丁度、夜ご飯の買物もあったので夫の弟と3人で近所のスーパーまで行きました。その時はまったく泣かず、また帰ろうとすると同じように泣き始めます。何をしても無駄。結局寝るまで泣き続けました(泣き疲れて寝た、というべきでしょうか)。

息子は、産まれてから手のかからない育てやすい子で、長泣きしたことがありませんでした。そのため、こんなにも長い時間制御不能になったことは初めて。

数時間も母親からは慣れたことのない子が、しかも慣れないフランス語の環境の中で4日間も置き去りにされていたら、何も無い方がおかしいですけどね。大人でも言葉があまり通じない知らない人の家に1人で4日もいたら疲れます。幼い子どもにとっては、どれだけ長く感じたのか・・・そして子どもなりに何か考えていたのでしょう。

私が一緒だったとはいえ、4日間夫の兄の家に泊まった後に弟宅に泊まったのは良くなかったな、とその時思いました。

翌日からは自宅に戻り息子と二人で過ごしていましたが、片時も私から離れたがらず、しかもすぐに外に行こうと言うのです。おかげで毎朝2、3時間散歩して「お昼だから家に帰るよ」と連れて帰ると泣いて暴れる、の繰り返しでした・・・。ただでさえ精神的にもやられていて体重が減っていたのに、このお散歩のせいで食べても食べても体重が増えませんでした(減る一方)。

息子は、家にいることが恐怖になってしまったのだと思います。だから夫の兄の奥さんといた時もベビーカーから降りたがらず、私といる時も家に帰ろうとするとベビーカーから降りようとしませんでした。

精神的にも体力的にも疲れ果てていましたが、この時は息子にとって夫の家族は敵みたいなもの。頼るに頼れませんでしたので1人で頑張りました。そして5日後、私にとっての最高の助っ人、日本から母親と弟がやってきてくれました。

また続きます。

 

 

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