まもなく10年、そして色々整理
最近、ようやく身の回りの物の整理をする気になってきました。
夫との死別からまもなく4年半。そしてよく考えてみたら今年の7月1日で結婚してから10年ということに気づきました。早いのか遅いのか、しかもその年月の半分(プラス結婚前の2年)しか一緒にいなかったわけで。。。
今まで触れられなかったクローゼットの中も少しずつ整理し始め(それでも衣類には手を出していない)、あれこれ悩みながら仕分けしました。とりあえず迷うものは取っておいて、また半年とか1年経ったら考えてみよう作戦です。
捨ててしまったら取り戻せないですからね・・・悲しきかな、故人との思い出というものは増えていかないので。
たまたま結婚式のために仕入れた(?)色々なパンフレットやら何やらが出てきて
「えーーー、10年!!夫が生きていたら手の込んだ美味しい料理を作ってくれただろうに・・・」
と考えて落ちました。
でも、
「パンフレットなんて取っておいてもゴミになるだけ。思い出は頭と心の中にあるからいらない!」
と思い切ってビリビリ破って捨てました(腹が立っていたわけではなく、個人情報が載っているものもあったので)。
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こうして整理をしながら自分の気持ちも整理しつつ・・・
同じ死別で考えてみても、やはり子を亡くした親の場合は、亡くした子のものは何一つ捨てずに取っておく、部屋さえもそのままで残しておく人が多いことに比べ、配偶者との死別は逆に変えていく人が多いのでは?と思いました。
これは故人のことを考えたく無いから変えていくということではなく、自分が前に進んでいくために必要な作業なんじゃないかな?と思います。子を亡くした親の場合、そこにずっといたい(いて欲しい)って思うと思うのです。実際そのまま放置していても生活に支障がないというか。そこで癒されることがあると思います。
でも配偶者の場合は違うな、と。またこれどっちが辛く悲しいという比較ではなく、比較できないもので、やはり違うんだろうな・・・と一人でブツブツ考えていました(オチがなくてすみません)。
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5月30日はフランスでは母の日。息子からは木曜の時点でプレゼントをもらっていました。
「本当は先生に日曜にならないとあげちゃダメって言われたけど、ママにあげるね!内緒だからね!」
って言いながら、自分で包み紙を開けて(開けたがり)、ハートのお花が書かれたカードとフランス語の詩の朗読をしてくれました(感動)。
でも
「こんな詩、恥ずかしくて幼稚園では覚えていないふりしてみんなの前で読まなかったけどね!それにこの花とかも先生にこれを描きなさいって言われたから描いただけで、本当は描きたくなかったんだけどね!」
と言われサーっと涙が引いて笑いに変わりました(笑)いつも私を笑顔にしてくれる息子には本当に感謝です。
もうあっという間に6月。2021年もそろそろ折り返し!!
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