悪口に含まれる負の感情

3月は2回しか更新できていなくて反省です・・・そして4月ももう1週間が経とうとしているなんて。4月は週一更新できたらなと思いますが・・・頑張ります。

 

さて、フランスは3回目の外出禁止(制限)になりましたが、回を重ねるごとに緩くなっています。今回は学校が閉まっているのにお店や企業が開いているから、子供達の面倒をみなければならない親が大変な目に遭っています。

シングルはもちろん、共働きも大変!同僚は奥さんがフルタイムで本人もフルタイム、時間が一緒だからどちらかが面倒を見るなんて不可能。学童が開けばいいけれど、医療従事者が優先なので難しいかもしれないと言っていました(どうなることやら)。

私は元々パートですし、すぐ上の義兄の協力と雇用主が考慮してくれて、義兄が休みの日に私が出勤という形で収まりました。

 

***

 

そして、外出制限中にも関わらず、一番上の義兄がその息子(11歳)と一緒にコミュニオンを受けるので教会に集まれというのです!!

コミュニオンとは、(洗礼されていることが前提にあり)キリスト教について学んでから受けられる通過儀式です。義兄いわく、2回受けてようやく白い服(牧師さんが着ているようなパーカー付きのずるっと長い服)をもらえるんだとか。

私はまったくわかりませんし、分かろうともしていませんが、とにかく教会へ行くことは選択肢なしという感じでした。しかも日付がちょうどイースターにぶつかっていて、教会には多くの人が詰め掛けること間違いなしの日。

義父は

「ワシは絶対に行かない。コロナにかかって死にたくない!」

と断固拒否。義母も

「お父さんを一人置いて教会に行くわけにもいかない」

と苦し紛れの言い訳。義父母が行かないのに、血のつながりもなくカトリック教徒でもない私が行く意味がまったくわかりませんけど・・・。

行く行かないで悶々としていた(義父母だけがウダウダ言い訳オンパレード)直前の金曜日、義父母が散歩中に義母が小さな段差を乗り越えられず(自分では足を上げていたつもりなのに上がっていなかったパターン)バランスを崩して足を捻挫。幸い転びはしなかったようですが、足が腫れているそう。おかげで

「捻挫して動けないから教会に行けない」

とうまい言い訳ができました(苦笑)

 

***

 

年寄りのことはどうでもいいのです(コラコラ)。当日、義弟夫婦は2歳半の娘を義父母に預けて教会へ行くと言い、いつも使いっ走りになるすぐ上の義兄が車で義弟家族、私と息子を迎えにきて娘を義父母宅におろし、教会まで運転してくれました(ありがたい)。

久々に義弟の奥さんに会ってやられました・・・車内でとにかく喋る喋る・・・しかも人をバカにしたような話し方。なんでも自分は知っているという話し方。

義父母宅まで2歳半の娘は彼女の膝の上に座っていました。2歳半なのにあまり喋らない子なのですが、義兄は(運転しながらも)ちょっかい出したくて彼女の膝を突いたりしていたのです。そうしたら、子供の声真似で

「私に触らないでよ!!あなたと話したくない!!」

と笑いながら言うのです。まあ、これは別にいいとしましょう。その後も、息子に

「叔父さん(義兄)から運転を習わないようにね。下手すぎるから。」

「**家(夫の家族一家)は髪の毛が薄いけど、あなた(息子)はラッキーね!」

「ノンナ(義母)はいつも同じ料理しか作らない。料理のこともしらない。」

「パピー(義父)は何も聞こえないから電話に出なきゃいいのに」

「(私に道を聞く義兄に対して)ニースに生まれ育ったのに、道もわからないの?この100年何して生きていたわけ?(たぶん、100年というのが笑うポイント?)」

などなど、批判が止まらないのです・・・しかも全部笑いながら言うので、例えば義兄が本気で何か言い返したとしたら

「うわー、本気にしてる〜!!」

って言い返せるようにしているのかな?と。

往復ずーーーーっとこんな感じで、横で聞いていて本当に疲れました。そして配偶者の義弟は一言も発せず(!)。これ、例えば夫がいたら絶対に何か言っていたと思うんです。あ、でも夫が相手だったら義弟の奥さんは何も言わなかったはず(人を見ている)。

 

***

 

帰り道、義弟が娘を迎えに言っている間も彼女の批判は止まず、義兄が小さな声で

「あーうんざり」

と言う言葉を吐いて車の外に出ました(わかるわかる)。

こんな言葉を休みなく聞かされていたら、息子も調子に乗って義兄を批判してしまうのも無理ありません(子供だから)。途中、そんな展開が起こってしまい、私は慌てて繕いましたが・・・これってどうなの!?と。彼女の娘は大丈夫なんだろうか?義弟は??と少し心配になりました(義弟がすごくハゲてきたのは彼女からのストレスが原因説浮上←私の中だけで)。

 

教会どうのこうのよりも、この彼女の悪意を隠した悪口に疲れて家に帰って(着いたのは13時前)急いでお昼ごはんを作って息子と食べ、息子に一言断りを入れて1時間ほど寝てしまいました。何かこう、呪いを囁かれたように疲れたのです(呪いを囁かれたことないですけど!笑)。

 

悪口って例えば悪い顔して言っていなくても、その言葉自体に負の感情が含まれていると思うんです。だから、聞いている側からしたら良い気分がしない。それをまともに捉えれば

 

「真面目すぎる!冗談も分からない面白みのないやつ!」

 

という言い方をしてくるのかもしれませんが、それは冗談ではなくて単に人を傷つけているだけの言葉で、何も面白くない(中身のない)話だとしか思えません。かく言う私も義家族の愚痴をブログにして、何も面白みがないですけど(笑)

私はもともとネガティブな感情を持っている人は苦手で会うと疲れることが多いのですが、彼女のように明るいフリしてネガティブな言葉を発する人も苦手なんだと実感です。

お昼寝から起きてもなんだか気持ちがスッキリせず、夫がいたらな・・・と思いながらモヤモヤしてしまいました。フランス人にとっては普通なのかな?これはある意味一番上の義兄の奥さんより厄介じゃないか!?と・・・。

 

息子は

「タティー(義弟の奥さん)は、子供みたいに話過ぎだったよね」

と言っていました(笑)6歳の子供にこんなこと言われる彼女って。

 

いやー、それにしてもあんなに疲れたのは本当に久々でした・・・。

 

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