寂しい思いをさせたくない

火曜日、息子は初めての学童(Centre de loisirs もしくはAccueils de loisirs)でした。自主的に行ったのではなく、私がほぼ強制的に行かせたのです・・・出勤日ではなかったのですが、在宅での仕事がたくさんあったので。しかも出勤日だった前日は義兄がみる!と言い張ったので行っていなくて、

「せっかくお金払っているんだし、行ったことないのに嫌いとか言わないで行ってみな」

と押し込んできました(ひどい母)。入る直前に息子は怖くなって

「一生のお願いだから今日は休ませて!明日は絶対に行くから!!」

と涙目で懇願してきたのですが、明日になったらなったで同じことを言うのは明白だったため

「今日は行くしかないの。明日じゃだめなの。ママはお家でお仕事がたくさんあるから、一緒に遊べないし、公園に連れて行く時間もないから。ママもがんばるから、頑張って行こうね。」

と言いましたが、言うこと聞くから!公園いかなくていいから!お願い!!と駄々をこねる息子。駄々をこねるなんて滅多にないことだから胸が痛みましたが、ここは心を鬼にして連れ込みました。受付にいたお姉さんは息子の様子を察知して近づいてきてくれたので

「今日が初めてなのでお願いします!」

とお姉さんに渡してササっと出てきました。お姉さんは息子に名前を聞いたりして連れて行ってくれたので安心・・・。

 

***

 

夫と死別してから、常々私は「息子に寂しい思いをさせたくない」と思っていました(今もですけど)。できるだけ息子のそばにいてあげたい、と。

ただ、そのせいで息子が少し甘えっ子になり過ぎて「ちょっと困ったな・・・」という気持ちが出てきたのも正直なところ。もちろん、もともとの性格もあると思うんです。怖がりで内弁慶であまり社交的じゃない息子(本人は強がりますけどね)。新しい環境に飛び込むのが苦手なタイプ。

だからこそ、今回は学童に申し込んでみたのです。もちろん仕事をしているからというのもありますが、なるべく義家族を頼らずにやりたかった気持ちもあります(といいつつ、出勤日は義兄に送ってもらわないといけないんですが)。私や義家族以外の人たちと出会って過ごす時間も大事かなって。あとは家にいると連れ出さなければ動きませんが、学童にいたら運動量が増えますからね(肥満対策)。

 

***

 

家で仕事をしながらも、お迎えの時間まで心配で仕方なかったですが(やはり無理矢理預けたという罪悪感があって)、

「子供は大人が思う以上に楽しくやっているもんだ!」

 

と思うようにしていました。お迎えに行くと

 

「思ったより楽しかった。一人友達ができた」

(一人だけ!!)

「給食美味しかったから、水曜も金曜も行こうかなー」

(給食目当て!!)

などと言っていた息子ですが、なぜか時間が経つにつれて

 

「やっぱり面白くなかった。家にいたほうが良かった。ママに会えなくて寂しかったよー!」

 

とか言い出して・・・家に着く頃には不機嫌に(なぜ!?)。出てきたときは気分が高まっていて「楽しかった」となったのかもしれないけど、よくよく考えてみたらママに無理矢理入れられて嫌だった!となってしまったのかな。

 

あと10年もしないうちに「ママより友達といたほうが楽しい」になるに違いないのですが、それまでも少しずつ息子の世界を広げていきたいです。一人親って本当に難しいですけど・・・してあげたいこと全てできるわけがない!と心の中でうまく折り合いをつけながら、息子にも強くなっていって欲しいと願っています。

 

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