軟禁生活7週目
フランスでは軟禁生活が来週で8週目に入ります(!)。やはり政府は経済を回したいので学校再開という話ですが(まず子供を学校に入れないと親が働きに出られないから)、これも住んでいる場所によって動きが異なるようです。息子はいつから始まるんだろうなー(遠い目)。
ちなみに私が住んでいる市では、住民(税金払っているかどうかとかチェックあり)一人当たり2枚の布マスクを無料でもらえます。一足先に貰った義弟曰く
「厚過ぎて息がしにくい上に、耳が痛くなるゴムで長時間していられない」
そうです。でも、自分で縫えない人とか探してもまったくない人にはありがたい話。私も念のため申し込みはしておきました(が、少し遅かったみたいでまだ引き取りについてのメールはきていない)。
あとは、スーパーのカード会員限定のマスク販売の連絡が来て(なんか面白い。笑)、
「50枚入り29ユーロちょっとで売るから欲しい人はこのボタン押してください」
とのことだったので、ポチりました。中国製でしょうが、背に腹は変えられない。5月11日以降、公共交通機関を使用する場合はマスク着用が義務になりますし、何かと必要ですからね。母特製の布マスクもありますが、在庫があると安心です。
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前の記事(始めは公開にしていたのですが、あとでパスワード保護記事に変更)に書いたのですが、日本の母が胆嚢摘出の手術をしました。コロナの影響で付き添い禁止だったため、1日に行われた手術がどうたったのかとか一切連絡が来ず(母も疲れと痛みで連絡できず)心配していましたが、翌朝に「無事に終わったよ」とビデオ通話がきました。
大掛かりな手術ではないとはいえ、やはり心配になります。少し疲れた様子の母でしたが、元気そうな顔を見られてホッとしました。笑うとお腹が痛いから笑いたくないのに、息子が母を笑わせるのでしんどそうでしたけど(笑)。
結果は2週間後とのこと。しかも、癌であれば病院から連絡が来て開腹手術になるそう。癌でなければ連絡がないらしい・・・どっちにしろ連絡してもらうことできないんですか?って感じですけど(笑)手術の経過を見る診察を入れてくれるとか。当選したら電話連絡しますみたいなノリやめて欲しいです(苦笑)。
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義弟は5月1日からレストランの持ち帰り料理だけを再開(なぜ祝日に再開したのかは謎)。義兄2人は12日からお店を開けるそうで、少しだけ日常が戻る・・・のかな?
ブログに書いていませんでしたが・・・母の入院前に、弟が実家に行っていたため息子と2人でビデオ通話をかけていたんです。そうしたら通話中にすぐ上の義兄からビデオ通話着信(こちらはパソコンを使用していて、義兄は携帯にかけてきた)。息子は日本の家族との会話を切る気が無かったので、義兄に
「今、私の家族と話し中だから」
とメッセージを送りました。すると2時間後にまた着信。まだ通話中だったので
「まだ話しているの」
と送ったら
「Cool!!」
(いいね!みたいな感じ?若干嫌味を感じる。笑)
結局、日本の家族とは5時間半くらい喋って(!)切った後は息子のお風呂やら夕飯の支度やらしていて忙しく、義兄に掛け直していませんでした。すると、18時過ぎに義母から固定電話に電話がかかってきて
「あなたの携帯に何回も電話したのに出なかった!」
と声が荒い・・・
「義兄に言ったけど、日本の家族と話をしていたのよ。」
「それは知ってるわよ!!」
知ってるなら言わなくてよくない?
↑義母的には、だったら終わったら掛け直せって意味だったと思う。
「今さっき切ったのよ。その後お風呂やら料理やらで忙しくて。」
「息子に替わって」
疲れ切っていた息子に電話バトンタッチ。
「いらない。ていうか何それ?甘いの?しょっぱいの?甘いのなら食べないからいらない。」
という息子の声が聞こえてくる・・・
絶対に義母が何か作ったからあげるって押し売りなんだろうなと予想していると、案の定かりんとうのようなカラブリアのアニス入り揚げ菓子(Scalilli:スカリッリ。下の写真)を作ったからあげるって話だったらしい。
これ、クリスマス前やイースター前には絶対に義母がいつも作っていたもの。でもここ数年は夫の死や年のせいもあってすっかり作っていなかったものの、義兄に手伝ってもらって「孫たちのために」作ったらしい(後日談)。
息子は
「だからいらないってば!」
と言って電話を切り(夫を見ているようだわ〜苦笑)、その後私に愚痴(笑)
「いらないって言ってるのに、食べてみなきゃ分からないってしつこいの!もー、やんなっちゃう!」
(わかるわー)
車で15分ほどの距離に住む一番上の義兄にも
「作ったから取りにきなさい」
と連絡したそうですが、外出規制あるこの時期に無謀というか自分勝手というか・・・逆の立場だったら怖がって外出ないくせに、こういうところ本当ひどいなーと話を聞いていて思います。もちろん、義兄には行けるわけないって断られたそう(当たり前)。
息子との電話の後に掛け直して来なかったから「息子の断り方に気分害して諦めたんだろう」と思っていたら、翌朝
「で、あなたたちはいらないわけ?」
と偉そうな電話が・・・答える前に
「今日の午後、この前と同じ場所で待ち合わせましょ。時間はまた連絡するから」
一方的過ぎるー!!
でも、待てど暮らせど連絡は来ず(こういうの本当に嫌だ)、すぐ上の義兄にメッセージを送ったら
「じゃ、16時半で。」
本当にこの2人は似ているなーと改めて思うのです。
結局16時半に会っても、開口一番義母が
「あなたには食べさせないから。」
と息子に向かっていうから、息子も
「そんなのいらないし。」
と喧嘩腰(いつもこのパターン)。結局、家で食べさせてみたら
「何これ、全然美味しくない!」
と言ってまったく食べませんでした(苦笑)。2人で作ったクッキーの方が美味しいらしいです。
この不便な軟禁生活の中、幸いなのは義父母に会うことが滅多にないことですね・・・義父なんて怖がり過ぎて一歩も外に出ていないらしい(!)。
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