危篤

12月17日は、夫が危篤になった日でした。

 

以前の記事にも書いたと思いますが、朝に息子を公園に連れて行ってから病院にお見舞いに行こうと思って、ちょうど出かけようとした瞬間に携帯が鳴りました。夫からの着信で、出てみたら

 

「Je t’aime(愛している)」

 

って苦しそうな声で言われて、「私もだよ」って答えた瞬間にガチャガチャ音がして切れて・・・3年前のことなのに、今も思い出すだけで心拍数が上がります。

 

そのあと、なんとか喋れる状態に戻った夫は、私に電話をかけたことすら覚えていなかったのですが。その時の夫は、もうそろそろなんだということを覚悟していて、非常に落ち着いていました。というか、きっと

 

「ようやくこの苦しみから解放される」

 

って思っていたのでしょう。夫の気持ちを考えるだけで泣けてきます(というか、打ちながら泣いている。笑)。

 

どれだけ辛かったか。
どれだけ悲しかったか。
どれだけ悔しかったか。

 

息子とたくさん遊びたかっただろうし、どんどん成長していく姿をそばで見たかっただろうに。思春期には色んな誘惑(アルコールやドラッグ)に負けないような子になって欲しいって、息子が生まれる前から心配していた夫(苦笑)。

 

私はいい母親なんだろうか?何か間違っていないだろうか?これからは??と不安になることも多く、一番意見を聞きたい夫がいなくてもっと不安です。

 

そんな感じ(どんな感じ)で、ここ最近は様々なことが頭を駆け巡って全然落ち着きません。入っては出て、出ては入って・・・例年のことながら、きっと年明けまで続くんだろうな・・・。

 

明日は幼稚園がお休みなので、息子と一緒にお墓にお供えする鉢植えを買いに行ってきます。命日の木曜は息子が給食なので、私は義弟に乗せてもらってお墓参りに行ってきます(おそらく義両親付き)。命日の夜ご飯は、夫と息子が大好きなウナギを出して、食べる供養をしようかな。

 

***

 

義父の手術は無事に終わりました。両頬骨近くの皮膚を削ったようですが、朝にクリニックへ行って午後2時過ぎには家に戻っていたそうです。手術当日の午後も、今朝も家に寄ってみたのですが、今朝の方が顔が腫れていました。本人曰く、引きつっている感じとムズムズするので触りたくなるそう・・・痛みよりこっちの方がよっぽど嫌だそうです。

 

手術後の義父を見ていたら、夫の亡くなる1ヶ月くらい前の表情に似ていて鳥肌が立ちました(別に義父が死にそうという意味ではなく、こんなに似ていたんだって今更気づいた)。夫の兄弟を見ていても、時々言動が似ていてドキッとします(恋愛感情ではなく、ビックリという意味のドキッ)。

 

 

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