また成長
今日2019年12月5日、初めて息子が補助輪無しで自転車に乗れました!しかし、嬉しいはずの今宵、私は何だかドヨーンとしています。何だかドヨーンというよりも、完全に気持ちがダウンです。
2016年9月5日、夫の誕生日に夫が息子へと足こぎのバイクを買いました。病気がわかって以来、夫は夫のものを一切欲しがらず、買わなくなりました。その代わり、息子に買いたいと言って夫が選んで買って来たのです(当時はまだバイクに乗れた)。バイクのタイヤが太いのでバランスを取る必要はありませんが、当時はあまりうまくこげなくて頑張っていました。
あれからちょうど3年3ヶ月。補助付き自転車に乗れるようになって、今度は補助輪を外して・・・。
夫がいたら
「パパと一緒に練習して外そう!」
と張り切って外そうとしたに違いありません(義父とすぐ上の義兄がそのタイプ)。もしも夫がこの場にいたら、どれだけ喜んだだろうな、と思うと嬉しそうに1人で自転車に乗る息子の後ろ姿を見ながら涙が出てきました。
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最近はサッカーも上手になってきた息子。息子が生まれる前から
「息子が生まれて大きくなったら、一緒にサッカーをして遊ぶのが夢。小さい時、パパ(義父)はすでに年だったし病気もあったし、一緒にサッカーをしてもらえなくて、いつも兄弟と遊んでいたから。」
と嬉しそうに語っていた夫。あなたは一緒にサッカーができないどころか、同じ世界にもいない・・・夫の無念を思うと本当に涙が止まらなくなります。
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病気と闘っている間、きっと
「息子とサッカーをしたかった。」
「もっと息子をいろんな場所に連れて行ってあげたかった。」
「一緒にたくさんの思い出を作りたかった。」
「父親のいない子供にしてしまうなんて。」
と悔しく悲しい思いをしていたでしょう(夫は口に出さず溜め込むタイプ)。
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息子にバイクを買って3週間後くらいには急激に体調悪化。抗がん剤がほとんど効いていなくて緊急入院しました。それから自宅に帰ることなく義両親宅と病院の往復で亡くなってしまった夫。。。
治験に参加するしない、緊急入院からのコルチゾール誤投与で治験不参加、埋め込んだポートを壊される事件など、本当に最後まで夫は不運でした。
そんな夫の姿を考えてまた涙です。今日は泣き過ぎたので、明日は目が腫れるだろうな。
でも、夫はいつも一緒にいてくれているはず。今日も一緒にいてくれていたはず。夫と一緒に喜びたかった、じゃなくて、きっと今日も一緒にいて私と息子と喜んでいてくれたに違いない!そう思わないと私はやっていけません。。。
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