夫がいなくなってからの経験値
夫が亡くなってから、以前住んでいたアパートの修理(洗面台の排水溝を直したり、シリコンを塗り替えたり)をしたり、今住んでいる壁に水漏れができたり、
「夫がいてくれたらな・・・」
と思うことしばしば。あとは、硬い瓶の蓋が開かない時とか 「どうしていないのー!」 なんて思っても仕方ないことを思うわけですが(苦笑)。
ただ、よく考えてみたら闘病中の夫は、最後の半年くらい肩も首も痛くて重いものを持てませんでしたし、水のパックを買って持つのも私の仕事だったなー・・・と。
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さて、そんな我が家にまた新しい問題が発生しました。
カビが生えてきたのです・・・怖い。 しかも、お風呂場とか湿気の多そうな場所ではなく、子ども部屋と寝室の2部屋! ヨーロッパって乾燥したイメージがあるからカビなんて生えないと思われるかもしれませんが、生えることが分かりました(笑)。
どちらの部屋も北側にあって、その北側の窓の壁際にタンスを置いていたんです。その壁にカビが生えていました(涙)。
「でも、夫がいた時にはこんなことなかったのに!」
と思いましたが、よく考えてみたら(二度目)実質夫がここに住んだのは2年弱。カビが生えるなんて気がつく間もなく亡くなってしまったわけです。
あと、最近雨も多かったし、まだ暖房はついていないしで北側の部屋は湿っていたのかもしれません。
どちらのタンスの横にも本棚(本がぎっしり詰まっている)を置いているので、タンスをどけるには、まず本棚をどけないといけないという事実。このことだけで見て見ぬ振りをして逃げ出したくなりましたが、幸か不幸か今は息子のバカンス中。お昼ご飯の支度に追われることもなく、迎えの時間も気にすることなくできるわけです!お手伝いさんという邪魔者はいますが・・・。
というわけで、思い切ってやってみることにしました。
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子供部屋のタンスは大きいのでかなり重いのです。始めに中身を抜いて、動かせる重さにしてからにしよう!と思ったのですが、中身を抜いても私一人の力では無理(涙)。駄目元で息子に
「お願いだから手伝ってー!」
と頼むと(そう言われると俄然張り切るタイプ)、ものすごい力で引っ張ってくれて結構動きました(笑)!!4歳児の力を侮ったらいけませんね。
おかげでカビを拭き取れる隙間ができました。うちは壁紙ではなくペンキなので、ペンキがハゲてしまう恐れもありましたが、ペンキはどうなってもいいのでとにかくカビの除去。酢水をスプレーしてカビを落とし、要らない歯ブラシに漂白剤を薄めたものをつけてゴシゴシ磨きました。そのあと再び漂白剤をつけた布で拭き取って、しっかり乾燥。
きっとこれでカビは戻ってこない・・・はず。
どちらも夫が置いてくれたタンスですが、壁に近過ぎたんでしょうね(今さら)。日本の家族と話をしていたら、父から壁につけたらダメだ、と言われました・・・くっついてはいなかったけれど、かなり距離が近かったことは確か。 思い切って模様替えをしようかな。
そんなわけで、またもや夫がいなくなってからの経験値が上がりました。それにしても今回のことで、息子の力をかなり見直しましたよ(通りで最近息子に押されたら私が倒れるわけ)。精神的だけではなく、力的にも頼りにしてます、息子さま。
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