近所のおじいさん

4月末に、以前住んでいたアパートの住人が正式に決まって契約できました!

期待していたような人だったので、夫が選んでくれたのかな・・・と思いつつ、これからどうか問題なく住んでくれますように!と祈っています。

夫が亡くなっても、こうして残してくれたもので私たちの生活を助けてもらえるのは本当にありがたいことで、夫に心から感謝です。

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先週の金曜日、午後に息子を幼稚園に送ってから大きめのスーパーで買い物をして帰ろうとしたら、偶然以前住んでいたアパートの住人のおじいさん(このブログにも数回登場)に会いました。

久々に会えて嬉しく、立ち話し。新しい住人が決まったこと、どんな人(性別、年齢や職業など)かを伝えると、おじいさんもとても喜んでくれました。そして、息子のことや、私の精神的な部分も心配して聞いてくれました。

このおじいさん(時々単語がイタリア語混じりなのですが)とても優しく穏やかな人です。おじいさんの家と上の階の人の間でも問題があったようで、そのことも話してくれました。この上の階の人は、私たちが住んでいたアパートの向かいのおば(あ)さんで、意地悪というかあまり良い印象を持てませんでした。挨拶しても返してくれないし、廊下でタバコを吸うし・・・。

どうやら今は猫を2匹飼っていて(以前は犬を1匹飼っていましたが)、その猫がしたオシッコ混じりの水をベランダから捨ててきたのだそうです。文句を言いに行ったら「うちじゃない」と一点張りだったとかで。この話を聞いても

「あー、あの人ならありえる」

と思いました。反対隣のご近所さんと家を行き来するほど仲良くしていたのですが、何か二人の間で問題があって話もしない仲になってしまったんだとか(おじいさんはこの建物の住人事情にとても詳しいのです)。

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アパートの住人が決まって嬉しいけれど、今住んでいるアパートの壁に水漏れができて、2ヶ月以上経つけど何も進展しないことを話すと、おじいさんの子供やお孫さんは配管工や車の修理工などをしている人たちだと教えてくれました。今回の件は保険会社が担当するから口出しはしないけれど、家の中のことなどで困ったことがあったら格安でやってあげるから!と。 そんな流れで孫の話になったおじいさん。

「28歳と31歳の男孫がいるんだけれど、なかなか良い相手が見つからない。」

と。まさか・・・と思いつつ、

「でもまだ若いんだし、今は出会いも多いですし、大丈夫ですよー。特に男性は。」

と返したら、

「君はどうなんだい?今から一人で生きて行くには長過ぎるだろう。一人は寂しいよ。」

と。しかも

「うちの孫たちは本当に真面目で良い子たちだよ。君が嫌でなければ是非紹介させてくれ。一緒にカフェでもどうだい?」

って・・・。 年齢を聞かれたので答えたのですが、きっとおじいさんは私を若く見積もってくれていたのでしょう。少し驚いた顔をしていました(笑)コブ付きの無職な未亡人、スペック的には底辺だと思いますが、こっちの人ってあまりそういうのは気にしないのかな。しかもただのお節介おばさん(おじいさん)ではなく、自分の孫にって話ですからね。向こうの希望もあるだろうって話ですけど(笑)

おじいさんはとても良い人ですし、きっとお孫さんも良い人でしょうけど、私は

「今は自分のことを考えられないので・・・」

と答えました。

「でも、欲しいと思った時には遅いかもしれないんだから、ちゃんと自分のことも考えてね。子供を大事に思う気持ちももちろん大事だけど。」

と言われました。

***

おじいさんの気持ちは本当にありがたいな、と思います。もう、こういうことを言われても「お節介」とか嫌な気持ちにはなりません。

28歳か31歳って絶対に自分たちの子供が欲しい年齢。私はもう子供を産みたいと思えないので、おじいさんのお孫さんたちには、もっと若くて良い女性に出会って欲しいと思います(笑)。もちろん、夫との子供はもう一人欲しかったっていう気持ちはありますけど。。。

このブログに何度も書いていますが、死別をして残された方々が恋愛したり再婚したりするのはいいことだと思います。本人が必要と思っていたり、良い人に出会えて幸せであれば。でも、私は2年半近く経ちますが、恋愛したい気になれないのです。あと十数年で息子が巣立って一人だけの生活になったとしても、どうにかなるかなーって。

私の考えが古いだけかもしれないですが、自分が恋愛、再婚をして、新しい人と息子と家族を一から築いていくことが考えられないのです。イメージできないというのかな。あ、もちろんフランス人では複合家族(複雑家族?)みたいな、父親が全部違う3人兄弟とかたくさんいますけど。だから、みんなあまり抵抗がないし勧めてくるのかも?

そんなことを言いながら、もしかしたら急に恋愛して妊娠していたら笑えますけど!!でも、もしも、もしもそんなことがあれば正直にブログに書きますね(誰も期待していなくても。笑)。

 

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