最近息子が泣く理由が悲しい

4歳を過ぎて、ますます理解力がアップしている息子。

そんな息子が、ここ最近

「パパが死んじゃって可哀想。。。」

と言って泣くのです。

火曜日の早朝、息子がシクシクと泣く声で目が覚めました(一緒にベッドで寝ています)。起こされたわけではなく、私に背中を向けてシクシクと泣いていたのです。怖い夢でも見たのかと思って、

「どうしたの?怖い夢でも見たの?」

と聞くと、

「違うの・・・パパが死んじゃったのが可哀想で泣いているの。えーん、えーん」

と大声で泣かれてしまいました。。。

幼稚園で誰かに何か言われたのか?と聞いても、違うと答えます。とにかく、死んでしまったパパが可哀想なのだ、と。

「パパがいなくて寂しいの?」

と聞いたら、

「寂しくないけど、パパが可哀想。どうしてガンになっちゃったの?どうして35歳までしか生きられなかったの?お医者さんの注射で治せなかったの?」

と。

泣いている理由は自分(息子)中心なのではなく、死んでしまった夫を想ってのことでした。パパのパパやママはまだ生きているのに、どうして若いパパが?という想いがあるのだと思います。

ガンになった理由は誰もわからないし、パパは何も悪いことをしたわけじゃない。パパは35歳だったけれど、もっと若くに亡くなる人もいる。今のお医者さんの力では治せない病気だった。

ということを伝えましたが、

「なんで?なんで??」

と。朝の6時半から20分ほどこんなやり取りをして、私は心がドヨーンとしてしまいました。夫の家族には口が裂けても言えません。言ってしまったら、大げさに

「こんな小さい子供がパパの死を想って泣くなんて!なんて可哀想な!」

みたいな感じで騒ぎ出すに決まっています。言っても何の解決にもならないし、余計に息子を混乱させるだけだと判断し、日本の弟にだけ事実報告をしました。弟は、

「心がしっかり成長している証拠だね。」

と。確かにその通りなんですが、泣いている姿を見ている母親としては、

「心が成長している!わーい!」

とは思えませんでした。

***

今、このブログを書きながら気づきました。息子がパパの死を思い始めた原因は、本!

実は、日本の弟と母がこの本を買って送ってくれました(下をクリックするとアマゾンのサイトに飛びます)。

 

私は、絶滅を茶化す(?)ような本は好きではないのですが、息子が日本にいた時に

「サーベルタイガーはどうして今いないの?」

と言っていて、本屋さんで立ち読みしたのを弟が覚えていて買ってくれたのです。

子供でも読みやすいようにか、ふざけた感じで書いてあるページが多く、私はちゃんと読める解説部分を息子に分かりやすく読み替えています。それをここ1週間くらい毎晩寝る前に読んでいたのですが(息子のリクエストで)、

絶滅って悲しい?
どうして人間ってそんなに悪いことするの?←人間に滅ぼされた動物が多いため
もっとこうしたら生きられたのかな?

など、息子なりに聞きながら色々と考えていて、それを二人で話していました。

おそらく、そこからパパの死に繋がったんだと思います。

(これを読んでいるかもしれない弟へ。この本=弟のせいって言っているわけじゃないよ!)

***

「パパは痛くて苦しかったけど、もう痛くないんだよ。」

と言いましたが、

「パパが痛くない方がいいけど、病気にならなかった方が良かったじゃない!」

と言われてしまい、返す言葉もありませんでした。。。

もしもこの年齢で夫を亡くしていたら、死後の息子の心のフォローが大変だった!と考えずにはいられません。これからもこういうことが多くなると思いますが、その都度説明していかないとな、と思います。ただ、まだ魂は理解できないと思うので、このくらいの年齢の子にも分かりやすくってどうしたらいいのかな?どなたか良い案があったら教えてください。

 

 

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