死別後のトゲトゲした気持ち
明日が命日です。
「2年前の今頃は病院で・・・」
と思うと泣けてきますが、そのせいか最近また寝つきが悪いです。
一昨日は全然眠れなかったので、恐る恐る自分で自分のブログを振り返ってみることにしました。読んでいると、
「あの頃は自分のことにしろ息子のことにしろ、色々敏感過ぎてトゲトゲしていた気持ちだったな」
と感じました。
傷口に例えるのなら、まだ流血して止まらない状態とでも言うのでしょうか。最大のストレスを受けているわけですから、普通でいられる方が普通ではないと思いますが・・・。
そこから
→だんだん血は止まったもののグチャグチャで痛くて触れない
→かさぶたになってきたけれど少し引っ掻けばまた血が出てくる
→硬くて厚いかさぶた
→かさぶたも取れたけれど皮膚が新しくてまだ少し痛い
→パッと見は傷が分からないほどになったけれど、傷跡は深く残っている
こんな感じかな。。。
初めは、海外や日本で死別して暮らしている人と繋がりたいとか、フランスで死別に関する情報が無いから発信する側になろう、と思って始めました。情報発信に関しては微妙ですが(内容が詳しくないというか、フランスの場合場所によっても変わるので当てにならないことも多く)、死別した方々と繋がれたのはかなり精神的に助けられました。
勇気を持ってコメントを入れてくださる方や、個別にメッセージを送ってくださる方、本当に本当にありがとうございます。また死別していらっしゃらなくても読んでくださる方、励ましてくださる方にも心から感謝しています。
こうして周りの人に助けられながら、私のトゲトゲした気持ちも少しずつ丸くなって言ったのだな、とこの2年を振り返って思います。
初めは、
「この気持ちは死別した人にしかわかってもらえない!」
と思っていました(それがトゲトゲした気持ちという意味です)。でも、時間が経つにつれて、たとえ死別を経験していなくても(配偶者であれ他の家族であれ)少しでも分かろうとしてくださる方たちの優しい気持ちが素直に嬉しいと思えるようになったのです。
あ、もちろんトゲトゲしていた時の自分を否定するという意味ではなく、これは必要な過程であったと思っていますよ。
私は昔から
「あなたなら一人でも生きていけそう」
と何度言われたか分かりませんが(苦笑)、やはり人間って一人では生きていけません。
愛する家族や友達、知り合い、道でたまたま出会った人、色んな人に支えられて生きているんだな、と改めて思いました。私の場合は愛する家族の一人がこの世からいなくなってしまいましたが、死してもなお愛されているんだな、とも感じられます。
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