2年前の思い出

息子の体調不良、私の体調不良ですっかり忘れていましたが、2016年の12月1日は夫と息子と3人で公園に出かけた最後の日でした。

去年は

「去年、パパと3人でトントン(おじさん=夫の弟)の車に乗せてもらって、あの公園に行ったんだよ」

と写真や動画を見せながら話していましたが、今年はしていませんでした。11月末には考えていたのに。

ただ、最近息子は小さい時の写真や動画(特に動画)を見せられることをすごく嫌がります。ものすごく不機嫌になって消そうとしてしまうので、怖くて見せられないのも事実・・・。

(去年も同じことを書いていたらごめんなさい!というか、絶対に書いているはず)

それまで他人に自分が鼻につけているチューブを見られることをとても嫌がっていた夫ですが、あの日の夫は違いました。これが最後になるってわかっていたのかもしれません。

「他の人に見られようと関係ない。息子と一緒に公園で遊びたいだけだから。」

と、他の人の目を気にしませんでした。

自分を支えるだけでも精一杯な体力のはずなのに、息子が遊具に乗ろうとすると抱っこをして乗せたり、持ち上げてぶら下がらせたり、一緒に大きな滑り台で滑ったり。

滑り台では、痩せ過ぎて尾てい骨に床ずれがおきていたのも忘れて滑ったため、痛みで立てなくて弟に起こしてもらっていた場面が今でも頭に焼き付いています。

そんなことを考えているとどうしても、2年前はこうして生きていたのに・・・と気が沈み涙が出てきます。でも、痛みに苦しんでパッチのモルヒネを貼り付けて意識が朦朧としたり、首の腫瘍が破裂したり、精神的にも体力的にも大変だった夫のことを思い返し(これを思い返すのも涙)、今は痛みもなく安らかにいられるんだから!と、プラスに考えるようにしています。

亡くなって良かったね、という意味ではないですけど、無理やりにでもこじつけないと悲しみの蟻地獄に引きずり込まれそうなもので。でも、一年前よりは少し前に進めているかな。

日も短くなってきて気分も暗くなりがちですが、みなさんも一生懸命毎日を生きましょうね。

 

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