一人ランチでリフレッシュ

日本にいる間にアップしようと思っていた記事をすっかり忘れていました。

今日のブログは、死別と関係ないグルメブログのようになっていますのでご了承ください。

10月の日本滞在中、伸びに伸びた髪を切りに、友達が経営する美容院へ行って来ました。

当初は弟がいる週末に息子を預けていこうと思っていたのですが、せっかくの週末に行くのもな・・・と思い、日本に着いた翌々日に母親と叔母(母の姉)に息子をお願いして出かけて来ました。

息子は母と叔母と3人で動物園へ。連日の寝不足で疲れていたのか、この日は私が出かけるまで起きませんでした。

髪を短めに切ってもらい、パーマもかけてもらって気分はスッキリ!そして、その足でお寿司屋さんへ行きました。

仙台駅1階(地上階)にある「北辰鮨」。

駅構内の3階にも同じお寿司屋さんがあるのですが、そこは立ち食いで落ち着けないためこちらを選びました。

13時過ぎに着いたのですが、私の前には5組ほどが並んでいました。

メニューをチェック。

せっかくここまできて「ランチセット」はなぁ・・・

と思ったので、奮発して一番大きな(そして高価な)政宗舌鼓(12貫)を注文をすることに。20分ほど待ってカウンターに通されました。

メニューを開くことなく、舌鼓を注文。そしてランチビールが200円だったのでいただきます。

待つこと15分ほどで出てきました。

下駄が2枚!出てきた瞬間、ため息です。

珍しい鯨ベーコンも入っています。なぜか私のは2枚重なっていました。

ランチセットではないので、通常はお味噌汁が付いてこないのですが、板前さんの一人がオマケで付けてくれました(優しい!)。

見てください、このマグロ!シャリがマグロに包み込まれているんですよ!(興奮しすぎ)

「んまっ。。。」

と(言葉遣い悪いですが)勝手に言葉が漏れてきます。マグロが美味しいのはもちろん、全部新鮮でプリプリで涙が出そうなほど美味しいのです。夫が大好きだった穴子も柔らかくとろけそうなほど。

「食べさせてあげたかったな」

と思いながら、夫の分まで美味しくいただきました。

そして、日本酒へ。金龍です(誰も知らないですよね)。

「もっきりはもっと並々と注いで欲しいな」

と、どこかの中年男性のようなことを考えながら飲んで食べていると、黙々とお寿司を握っていた板前さん(お味噌汁の方ではない人)が話しかけてきました。

「日本酒好きなの?」

「はい!それにしてもお寿司が美味しくて感動しました。ここは地元なんですけど、海外に住んでいて・・・あっちではこんなに美味しいものが食べられないのですごく感動してしまって」

↑酔っ払っていません。

「あーそう。どこなの?へー、フランス!そっかそっか。てことは、旦那さんはあっちの方?お子さんもいるの??」

「そうなんですけど、実は死別してしまって・・・子供は3歳の男の子がいます。今日は母親に預けてお寿司を食べにきました。」

何だろう?地元だし、息子もいなくて一人だし、おじさんの心地良い方言具合に色々と話してしまいました(酔っ払っているわけじゃないんですよ)。

12貫ではまったく満たされない私の胃袋。実は、もう1ランク下の12貫セットを頼もうと思ったのですが、何だか「1人大食い大会」みたいになりそうだったので、単品で6貫頼んで終了。1貫(旬の秋刀魚)をオマケしてもらいました。

「帰省中、もう一回くらい来たらいいのに。いつでも待ってるよ!」

と言われてお店を後にしましたが、結局その後は行ける機会がありませんでした。

お寿司が美味しいのはもちろん、サービスの人も愛想がよく、みんないい人で「次回もまた行こう」と思えるお店でした。ランチ終わりかけの時間に行ったので、板前さんもあまり忙しくない上、地元の一人客が多かったのも良かったのかもしれません。

家に帰って家族に話したら、

「お昼から1人でお酒を飲んで一番大きなセットを頼んでブツブツ言いながら食べている女が、どんな人か気になって話しかけたんじゃないの?」

と言われてしまいました。その通りかも(苦笑)

全然知らない他のお客さんとも色んな話をして(一人で来ているおじいさんとかおばあさんですけど)、たくさん笑いました。そして、みんな普通を装っていますが、それぞれ辛い大変な経験もしているんですよね。

こうして久々に1人でランチをしてリフレッシュした上、見ず知らずの人たちと色んな話をすると、

「夫は亡くなってしまったけれど、私は生きなければならない。少しずつでも前を向いて時々後戻りしながらでも、夫との思い出を胸にこれからを歩まなければ!」

と改めて思いました。

やっぱり生まれ育った街っていいですよね。

 

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