友達っていいな

死別してから今日で1年と11ヶ月。

ずっとマラソンをし続けてきたような感覚です。仕事を辞めさせられてから一人になる時間はあるものの、極力忙しくしています。忙しくしている分、夫のことを考えないようにしている自分がいるのかも。

私の周りには、幸い温かく見守ってくれるタイプの人(家族や友達、ご近所さん)が多くて本当に助かります。ご近所さんも当初1人にしか教えなかったのに、すぐに両隣まで伝わって、お悔やみのカードをくださったり、他の階に住むご近所さんにも伝わっていて、でも本人たちはまったく死別のことを話題にせず普通に話してくれたり、本当にありがたいなと思います(私は同じ階の人以外が知っているとは知らず・・・)。

どうでもいい情報ですが、私は友達が多くありません。多くないというか、少ないです。どれほど少ないかというと、頻繁に連絡を取っているのは社会人同期の4人(女)しかいません。あとは、年に2回くらいメールをする心の友(男)と、帰国のたびに会うのは髪を切ってくれる美容師(男)くらい(髪を切ってもらいに行くだけ)。

中学校の時に仲の良かった子(女)とは、私の弟と彼女の妹つながりで最近連絡が取れるようになりました。

死別のことを伝えているのは、この上に書いた合計7人のみ。あ、幼馴染(男)にも伝えたので8人ですが、本当に全員が全員無理に同情とか慰めとかなく、ありがたいのです。

10月の帰省では同期の子2人としか会いませんでした(それも新幹線に乗る直前の15分くらい!)。日本からこちらに帰ってきて再び二人生活にも慣れ、ホッとした時に

「そういえば、高校時代の友達はみんな元気なのかな?」

と思って、唯一メールアドレスが残っていた1人にメールをしてみました。

すると数時間後に返信が来ていて、私のメールが言葉足らずだったのも悪かったのですが、彼は私たちが完全帰国していると思い、

「俺らが計り知れないくらい辛くて大変な思いをしてきたと思う。お前の思いに重ねることは失礼なことかもしれないけど、こっちに帰って来ているんだったら久々にみんなで会おうよ。話をきいてあげることしかできないし、言いたくなければ他の奴らに言わないで、ただ昔みたいにバカ話するだけでもいいし。」

という返信をくれました(前後略)。

しかも、私から返信がすぐにいかなければ、実家に押しかけようとまでしていたそうです(笑)

なんだか、その気持ちがすごく嬉しくて涙が。そして、昔のように面白いネタも返信に盛り込んでくれてすごく元気が出ました。

「やっぱり10月に会っておけば良かったな。」

と少し後悔。

でも、たぶん10月には会う心構えができていなかったんだと思います。だから連絡しなかったんだと。あの時、実家で毎日忙しくも精神的にのんびりできたから、今こんな気持ちになれたんだなって。

それにしても、何歳になっても友達っていいですね。友達は人数じゃない。量より質って、今改めて思います。家族とは違うものがそこにはあるから。

また再会できる日まで、元気に過ごさないと!

 

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