フランスの職安へ行きました
- 2018.08.27
- 死別以外のお話
- フランス, 職業安定所(Pôle Emploi), 職業心理学士, 面談
先日、フランスの職安(Pôle emploi)へ行って来ました。長い話なので興味がある方のみ読んでいただければと思います。
実は、10年近く前にも一度行っていて(その際も失業で)、その時は夫にほとんど任せきりでした。失業して元雇用者からの書類が届いてすぐに、家の近くの職安に直接足を運んだ記憶があります。
ところが、現在は手続きはすべてインターネットを経由しないといけないとのこと(夫の弟からの情報)。その際、登録が必要なのですが「新規登録」にしてみたら
「あなたはすでに登録済みです」
と出てきて困り果ててしまいました。
色々考えていたら、ふと夫がしてくれた前回の失業手続きの際、
「これらの書類は念のためすべて保管しておくように」
と言われていたことを思い出し、書類が溜まっているケースをクローゼットの奥から引っ張り出し、以前のIDを見つけ出すことができました(フランスで一度職安に登録したら、その情報をすべて保管しておくことをお勧めします)。
もちろん忘れたら電話で聞くこともできるのですが(パスワードを忘れたと思い込んで電話で聞いてみたら、携帯にSMSでパスワードを送ってくれて、その後すぐに書類の山からパスワードが書かれた紙を見つけ出しました)、面倒なのでやはり保管しておくことは大事です。夫にありがとう、と心から感謝です。
というわけで、IDとパスワードが揃ったのでログインして失業したことを登録すると、面接の日にちを選ぶことができました。7月末にしたのですが、一番近い日で8月22日(おそらく8月中旬はバカンスを取るフランス人が多いので、そのせいかな)。その日に行くことに。
息子を夫の両親宅に預けて(通り道でもあるため)、予定の15分ほど前には到着。以前とは場所が変わっていて、住宅街の中にありました。立派な建物でびっくりです。
建物を入るとすぐにタブレット(?)が出迎えてくれ、予約のあるなしを聞いて来ました。親切なセキュリティーのおじ(い)さんが隣についてくれたのにもビックリです。紙が出てくるわけでもなく、受付が完了すると待合室で待っていてください、とセキュリティーのおじ(い)さんに言われました。
行くと、すでに2名(20代っぽい若者)が椅子に座っています。
時間までボーッとしていると、突然名前を呼ばれました。先にいた二人よりも先に呼ばれて何だか心苦しかったのですが、そういう問題じゃないのですよね。担当者の混み具合によるのだと思います。
40代後半から50代前半の男性が私の担当者。見た目はあまり柄が良くないと言ったら失礼ですが、フランスの街角の酒場に夕方からいる常連客のようなイメージ(わかりにくくてすみません)。坊主頭で背は低め、服装もちょっとワイルドというか・・・でも、話し方はすごく優しくて、とてもいい人だったので安心しました。
30分ほど個人情報などの確認をしたあと、
「どのような職種を探しているのですか?」
と聞かれ、
「実は、逆に私がどのような仕事をできるのか相談させていただきたいのです」
というと笑われました(笑)というのも、今までやってきたことがあまりにバラバラ過ぎるので、自分でも何ができるのかよくわからないのです。また、家庭の事情もありますので、その点も担当者に説明すると、
「事情はわかりました。では、職業心理学士(と日本語で言うのかわかりませんが)と面談をしてみて、あなたの能力や興味にあった適正や適職を話しながら見つけて行くというのはどうでしょうか?その後に、私も混ざって話をしたいと思うのですが」
とアドバイスを受け、お願いすることにしました。
短絡的に今できることをやる!というのではなく、先を見据えてどういった働き方をできるのか、ということも考えていかなければならないと思っています。何か新しいことを学ぶ(学ばなければならない)のであれば、少しでも若いうちの方がいいですし・・・。
というわけで、心理学士との面談は来月の初めです。少し緊張しますが頑張ります。
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