青いお花

先週の日曜日は、日本と同じくフランスも父の日でした。

事前に夫の兄にお墓参りに行きたい旨を伝えており、朝のうちに3人で行ってきました。兄の計らいで、夫の両親は抜きで。両親が来ると泣いてしまい、どうしてもしんみりというか悲しい雰囲気になるのを避けたかったようです。

待ち合わせ前にいつものお花屋さんへ行きました。息子に、

「今日はパパの日だからお花をお墓に置きに行きたいんだけど、どのお花がいい?」

と聞くと、いつも選ぶ鉢植えではなく、なぜか今回は花束を選んだ息子。しかも、息子の大好きな青色の菊でした。

これは(推測ですが)白い菊に青い水を吸わせて色付けしたものだと思われます。葉っぱも異様に青っぽかったですし、葉を取ったら手にも青色がついてしまいました。ところどころ白い花びらもありますしね。

*お花屋さんでは、サッカーのワールドカップが始まったことにちなみ、フランスの国旗色花束を作るために、青い菊を入荷していたようです(実際、赤白青のトリコロール花束が売られていました)。

それでもすごく鮮やかで綺麗で、息子は嬉しそう。逆にお花屋さんのマダムは、そんな息子を見て悲しそうな顔をし、私に

「頑張ってね!」

と言いました。それもそれでなんだか複雑ですが・・・。

鉢植えの水やりも張り切ってやってくれた息子。夫はそんな息子を誇りに思ってくれていることでしょう。父の日の贈り物はさすがにお墓の前に置けませんが、自分で選んだお花を置いた息子の満足そうな顔を見て、夫も喜んでいるはずです。

 

 

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