フランスのお役所仕事(税務署)
- 2018.04.30
- フランス de 手続き
- La déclaration des revenus, 所得税の申告書, 税務署
フランスのお役所仕事には、本当にがっかりというか疲労困憊です。
フランスでは、所得税の申告を自分たちでしなければなりません(そのシステムももうすぐ変わるという話ですが)。そのため4月末になると毎年、所得税の申告書(今年であれば2017年の所得がどれくらいだったかを申告するもの。La déclaration des revenus)が送られきます。
去年の4月に夫の名前で申告書が送られて来ました。もちろんその前の年の12月に夫が亡くなった時点で市役所には死亡届を出しています。それなのに申告書が送られてくるのです。市役所と税務署はまったく無関係ということなのでしょうか。よくわかりません。
とにもかくにも、夫の弟に付き添ってもらい、税務署まで足を運びました。すると
「ここではないから、あっちの窓口へ行ってください」
「いや、ここではないからあっちの窓口へ」
「そもそもここの税務署の管轄ではないので、この住所の税務署へいってください」
とたらい回しにされました。しかも、初めの窓口にたどり着くまでに2時間も並んで待ったんですよ!!
そして、指定された税務署まで行くと(そこは混んでいませんでした)、死亡証明書(Acte de décès)と家族手帳(Livret de famille)を提出するように言われました。もしものために、と持参していたので良かったです。
言われた通りに紙に書いてサインをすると
「それではこれで手続きが終わりました。来年はマダム(私)の名前で申告書が届くので、記入してください」
と言われたのです。
ところが・・・今年も夫の名前で申告書が届いていました・・・。なんのために計3時間もかけて去年税務署に行ったのか意味がわかりません。機械はないんですか?手作業なんですか??と聞きたくなるほど。
そこで、今年は息子と2人で行ってきました。15分ほど待って窓口に行き(家から税務署にたどり着くまでに30分以上かかりますが)、
「夫は一昨年の12月に亡くなっているのに、また申告書が届きました。去年、死亡証明書を持って訂正にきたのに、どういうことなんでしょうか?」
と言ったのですが、かなりやる気のない態度のお姉さんは、
「で、いつ亡くなったの?正確な日付は??」
と、質問に答えてくれず、私が出した夫の名前の申告書の一番表に大きくバツ印をつけて「死亡」とボールペンで書きました。。。書き殴った感じ。
いや、確かに亡くなっているんだけど何だろう、この気持ち。彼女の横柄な態度のせい?
そして万が一のために持参していた死亡証明書を見せると
「あ、持ってきたのね」
と言いながら、それをコピーしました。
「それ、別にいらないので持ってていいですよ」
というと、
「言うの遅いわよ!もうコピーしちゃったからいらないわ!」
と。。。
私、税務署の間違いのせいでココに来ているのに、どうしてそんな対応されないといけないわけ!?
と思いましたが、彼女に言っても
「そんなの私のせいじゃないし!」
ってますますキレられるだけなので、さっさと息子を抱きかかえて税務署を後にしました。かなり後味が悪かったです。
彼女は朝から同じような人が来てうんざりしているのかもしれませんが、税金で給与が支払われているんだから、もっと丁寧な態度を取ってくれてもいいのに!と思わずにはいられませんでした。はー。
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