物騒な事件
また一つ夫に守ってもらえました。
物騒な話なのですが、今朝地下にある物置(フランス語でcaveカーヴと呼びます)に物を取りに行こうと降りたところ、何者かが我が家の物置の鍵を壊して中のものを盗もうとしていたことが分かりました。
実は、私たちがここに引っ越してくる前にも同じように盗みが入ったらしく、みんなそれぞれ自分の鍵を取り付けていました。というのも、おかしな話ですが物置の鍵は全員共通なのです。
それにしても、この物置までたどり着くまでには、まずアパート(建物)の入口の鍵がないと入れません。その鍵で地下に続く階段への扉の鍵を開けます。そして、物置が並ぶ入口の鍵も開けるのです。つまり、この鍵を持っている人の犯行としか思えないのです。
入口の扉は配達です、などと嘘をついて誰かに開けてもらうことができます。それでも地下には入れません。仮に地下の駐車場から車が出入りするタイミングで地下に入り込んだとしても、物置が並ぶ入口の鍵がないと入れません。
ということは、同じ建物内に盗人がいるということ?何だか考えるだけでも嫌ですが、それしか考えられません。
引っ越してくる前に、近所の人から物置の事件について聞いていたので、ものを入れ始めてから夫が南京錠をつけてくれました。扉を頑丈なものに変えたり、すごく大きな南京錠をかけたりしている人たちもいますが、我が家はL字型の穴が空いた金具を2本、扉の内側から手前に出して5cmくらいの南京錠をつけただけです。
「たいしたものは入っていなかったけれど、スーツケースが4つも入っているから、空でも盗まれていたら嫌だな・・・」
と、扉を開けようとしましたが開きません。その上、鍵もかかりっぱなしでした。
「ご丁寧に鍵までかけて帰っていったのかな?」
と思いながら、鍵を開けましたがそれでも開きません。ちょうど、夫の兄が息子を公園に連れていってくれた直後だったので、電話で呼び出してきてもらいました。が、夫の兄の力でも開きません。
夫の兄には息子を外に連れていってもらい、ペンチを家から持ってきて(工具箱をベランダに置いておいて良かった)頑張って開けてみました。盗人も苦労したのか、扉の下には木くずや鉄くずが。L字型の金具が捻じ曲げられていて、それがもう一本のL字金具に引っかかって開かなくなっていました。
このーーーー!!
と、ペンチでグイッと曲げるとようやく物置が開きました。そして幸いなことに何も取られた形跡はありませんでした。。。
夫が一生懸命つけてくれた鍵のおかげで、何も取られなくて助かったんだと思い、開けてすぐ心の中で夫にお礼を言いました。
こんな風になっていたのです↓
ビフォーの写真がないので分かりにくいかもしれませんが、このような感じで、留め具が扉の内側にしてあったのです。
我が家の物置の手前だけ、ものすごいゴミ(木くずや鉄くず)でしたが、他のところは全然。もしかしてうちだけ狙われたの?と思いましたが、他も鍵が簡単に開けられそうなところは開けられているみたいでした。恐らくそういう人たちは何も入れていないか、ゴミ同然のものしかいれていないのかもしれませんが。
うちはスーツケースとクリスマスツリーくらいで、あとは使わなくなったベビーカーくらいしか入っていませんが、それでも取られたらショックだよな、とあとあと思いました。
こういう物騒なことが起こると、余計に夫を恋しく思います。それでも、夫の兄弟が明日新しい鍵を取り付けてくれるそうで、男手がいて良かったなと思うのでありました。みなさまも、どうかお気をつけください。
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